芸能

鬼束ちひろのビジュアルに影響を与えた「元カレと結婚相手」

2002年日本ゴールドディスク大賞で『月光』を披露した鬼束は当時21歳

2002年日本ゴールドディスク大賞で『月光』を披露した鬼束は当時21歳

 歌手の鬼束ちひろ容疑者(41)が11月28日、東京・渋谷区で救急車を蹴ったとして、器物損壊の疑いで警視庁に現行犯逮捕された。鬼束容疑者は「通行人に嫌味を言われ、パニックになって蹴ってしまった」と容疑を認めているといい、11月30日午後、東京湾岸署から釈放された。

 鬼束には“お騒がせ”というイメージがつきまとう。2000年に歌手デビューした鬼束は、同年リリースの2枚目のシングル『月光』で一躍脚光を浴びた。透明感と力強さを併せ持つ歌声と独特の世界観は多くのファンを魅了したが、一方で騒動とも呼べる話題も事欠かなかった。

 ファーストアルバムがミリオンヒットを記録し、20歳にして絶頂を迎えた鬼束だったが、音楽番組での「買っていたハムスターがうるさいのでベランダに放置したら熱射病で死んだ」といった発言に批判が殺到し、当時の所属事務所が謝罪する事態となった。

 また、短期間での成功は過労による体調不良とともにパニック障害も引き起こし、約8か月の休養を余儀なくされる。2003年になると今度は声帯結節を発症して活動休止。手術を経て復活した後も、事務所移籍と活動休止を繰り返すなど安定することはなく、2005年にはストーカー被害に遭い渋谷署が男を逮捕するという事件も起きた。

過激化する鬼束のメイク

2014年、映画『呪怨 −終わりの始まり−』の公開初日舞台あいさつに登場した鬼束ちひろ。主題歌を担当(時事通信フォト)

2014年、映画『呪怨 −終わりの始まり−』の公開初日舞台あいさつに登場した鬼束ちひろ。主題歌を担当(時事通信フォト)

 2010年には当時交際中だった同棲相手の男に殴られて全治1か月の重症を負った。男は懲役2年6月の実刑判決を受けたが、鬼束と男が都内の雑貨店で出会ってすぐに同居を始め、同棲開始から2週間で起きた事件だったことも世間に衝撃を与えた。私生活がゴタゴタしたことも影響しているのか、この頃からメイクや衣装が派手になるなど、明らかに鬼束の見た目が変化している。タトゥーを入れ始めたのも同時期だ。

 さらに2012年、Twitterを始めた鬼束は〈あ~和田アキコ殺してえ〉〈なんとか紳助も殺してえ〉と過激な投稿を連発した。その後、所属事務所は「鬼束ちひろのTwitterでの発言につきまして、本人の大人げないいたずらな書き込みで波紋が広がり、問題の箇所は弊社にて即時削除致しましたが、関係各位に大変ご迷惑をおかけした事、世間をお騒がせした事に対し、深くお詫びを申し上げます」と謝罪している。2013年に『アウト×デラックス』(フジテレビ系)に初出演した際も奇抜なメイクとキャラが大きな反響を呼び、すっかり「変わった人」というイメージが定着してしまった。

ビジュアルに変化を与えたのは

 しかし、2015年頃から鬼束のビジュアルにまた変化が起きる。同年8月、自身が楽曲提供した新人歌手・花岡なつみのイベントにサプライズ出演し、それまでのイメージとは真逆のナチュラルなメイクとファッションを披露したのだ。

 ネット上でも〈鬼束ちひろが普通になった〉と驚きの声が相次いだが、その変化の裏には、もしかするとパートナーの存在があったのかもしれない。鬼束は2018年、約3年前に一般男性と結婚したことをInstagramで突然公表していた。〈夫はすごくいいいみでふつうなんです。過剰すぎる私のブレーキをかけます〉(原文ママ、以下同)とつづっていた通り、パートナーの存在が鬼束に落ち着きをもたらしたのだろうか。

 鬼束は〈ケンカしすぎで1ヶ月に5回くらい離婚しかける〉としつつも、〈喧嘩したら、ゆめきちに荷物をいれます。そしていえで。3じかんくらいで、三軒茶屋あたりでほかくされし〉〈シャモナベは旦那からのプレゼントです〉〈だんなにも家族にも皆様にも『ちいちゃん』とよんでいただいています〉などと幸せそうな結婚生活について明かしていた。

 2020年2月、デビュー20周年を迎えて初登場した『SONGS』(NHK総合)でもシックな黒いドレス姿で、いかにも正統派の歌姫といった雰囲気だった。

 私生活の変化が、見た目にも表れる鬼束。すっかり落ち着いたと見せかけて、今回の騒動だ。現在も婚姻関係が続いているのかは不明だが、“いい意味で普通”なパートナーによるブレーキは効かなかったようにも思われる。“過剰すぎる”鬼束はどこへ行く……。

関連キーワード

関連記事

トピックス

11月10日、金屏風の前で婚約会見を行った歌舞伎俳優の中村橋之助と元乃木坂46で女優の能條愛未
《中村橋之助&能條愛未が歌舞伎界で12年9か月ぶりの金屏風会見》三田寛子、藤原紀香、前田愛…一家を支える完璧で最強な“梨園の妻”たち
女性セブン
土曜プレミアムで放送される映画『テルマエ・ロマエ』
《一連の騒動の影響は?》フジテレビ特番枠『土曜プレミアム』に異変 かつての映画枠『ゴールデン洋画劇場』に回帰か、それとも苦渋の選択か 
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
左が金井正彰・外務省アジア大洋州局長、右が劉勁松・中国外務省アジア局長。劉氏はポケットに両手を入れたまま(AFP=時事)
《“両手ポケット”に日本が頭を下げる?》中国外務省局長の“優位強調”写真が拡散 プロパガンダの狙いと日本が“情報戦”でダメージを受けないために現場でやるべきだったことを臨床心理士が分析
NEWSポストセブン
ビエンチャン中高一貫校を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月19日、撮影/横田紋子)
《生徒たちと笑顔で交流》愛子さま、エレガントなセパレート風のワンピでラオスの学校を訪問 レース生地と爽やかなライトブルーで親しみやすい印象に
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信フォト)
オフ突入の大谷翔平、怒涛の分刻みCM撮影ラッシュ 持ち時間は1社4時間から2時間に短縮でもスポンサーを感激させる強いこだわり 年末年始は“極秘帰国計画”か 
女性セブン
10月に公然わいせつ罪で逮捕された草間リチャード敬太被告
《グループ脱退を発表》「Aぇ! group」草間リチャード敬太、逮捕直前に見せていた「マスク姿での奇行」 公然わいせつで略式起訴【マスク姿で周囲を徘徊】
NEWSポストセブン
65歳ストーカー女性からの被害状況を明かした中村敬斗(時事通信フォト)
《恐怖の粘着メッセージ》中村敬斗選手(25)へのつきまといで65歳の女が逮捕 容疑者がインスタ投稿していた「愛の言葉」 SNS時代の深刻なストーカー被害
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
「はい!お付き合いしています」水上恒司(26)が“秒速回答、背景にあった恋愛哲学「ごまかすのは相手に失礼」
NEWSポストセブン
大谷翔平選手、妻・真美子さんの“デコピンコーデ”が話題に(Xより)
《大谷選手の隣で“控えめ”スマイル》真美子さん、MVP受賞の場で披露の“デコピン色ワンピ”は入手困難品…ブランドが回答「ブティックにも一般のお客様から問い合わせを頂いています」
NEWSポストセブン