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元貴闘力 YouTubeでの「ガチンコ力士」発表に相撲協会が臨戦態勢

日本相撲協会も注目している?(時事通信フォト)

日本相撲協会も注目している?(時事通信フォト)

 元関脇・貴闘力(鎌苅忠茂氏)のYouTubeチャンネル「貴闘力部屋」に、大麻使用で相撲協会から懲戒解雇となった元幕内・貴源治(上山賢氏)が出演し、話題を呼んでいる。

「11月27日にアップされた動画では、元・貴源治が、『貴乃花部屋時代におかみさんの景子さんから渡された部屋のちゃんこ代が3日間でたった5000円だった』ことなどを明かし、注目を集めました」(相撲担当記者)

 ただ、協会幹部や親方衆が関心を示したのは、元・貴源治が出演した別の回だったという。協会関係者が明かす。

「9月18日にも元・貴源治が出演した動画が公開されたのですが、そこで“ガチンコ力士の実名発表”が行なわれたのです」

 動画で元・貴源治は「まず(番付が)上からうちの部屋(常盤山部屋)の大関・貴景勝関、正代関、高安関、明生関、隆の勝関、豊山関……」と次々に実名を挙げていった。

「元・貴闘力が『うちのガキ(王鵬)は(八百長を)やってないだろうな』と聞いて『やってません』と応じる一幕もあった。関係者の間では、“ここで名前が挙がらなかった力士は、それじゃあ……”と話題になったのです」

 九州場所中の11月20日には、元・貴源治がわざわざ若隆景、阿武咲、琴恵光をガチンコ力士に“追加”する動画も公開され、関係者の反響が大きかったことが窺える。

「名前が挙がらなかった力士を見ていくと、モンゴル出身など外国人力士、学生出身力士たちが目立つ。つい最近まで現役だった元・貴源治の実名証言だから信憑性はあるのだろうが、確度はわからない。元・貴源治自身はガチンコだったというから、かつて八百長の仲介役『中盆』だった板井圭介氏(元小結・板井)が“証拠は私です”と言って八百長を告発したのとは違う。協会が本気で事を構えようとしたら、どこまで対応できるのか。協会は2017年から続いている元顧問との損害賠償訴訟が来年1月に結審するので、決着後は次のターゲットが元・貴闘力になるのではないか」(若手親方)

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