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2021.12.10 07:00  週刊ポスト

江原啓之氏が考える“墓じまい”「墓は単なるモノ。合祀でいい」

お墓について相談を受けることもあるという江原啓之さん

お墓について相談を受けることもあるという江原啓之さん

「死後の世界への旅仕度」を解説した最新著『あの世の歩き方』がベストセラーになっているスピリチュアリスト江原啓之氏。生前の悩みを晴らし、楽にあの世に逝ける方法を語った。【全3回の第1回】

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 2019年末に東京から熱海に居を移して地元の方々と親しくなるうちに、ある奥さんから「お母さんが勝手にお墓を買ってしまいトラブルになっている」と相談されました。

 そこで実務的な墓じまいの流れを助言して解決したところ、奥さんから深く感謝され、「私のほかにもお墓や相続で悩んでいる人がたくさんいるから、本を書いて」と言われました。確かにこの奧さん以外にも「この世じまい」について相談されることが近年多かったので、私なりの想いをこの本にまとめてみました。

 おかげさまでご好評をいただいていますが、それは昨年来のコロナも影響しているはずです。

 コロナのため高齢の親の見舞いや看取りができなかったり、世界中で多くの人間が命を落とす現実を目の当たりにしたりして、死をすごくリアルに感じる人が増えたと思います。多くの日本人が、「生きているうちにやれることは何か」と考えるようになったんです。

 死はいずれ誰にでも訪れるものですが、死後の世界では多くの人が明るく楽しく過ごしています。決して怖いものではないのです。ですから死を真正面から見つめて自分はどのように死にたいかを考えれば良い。そうすることでむしろ、どのように生きたいかが見えてきます。

 そして、あちら側の世界へと心地良く旅立つには、「たましい」と「物質」のふたつの視点からこの世じまいの準備を進めることが大事です。

 前者はたくさんの経験と感動を重ねて、この世の充実を少しでも増やすこと。後者はお墓や相続などこの世の物質に関することを整理して執着を断つことです。

 このふたつが揃ってこそ「あの世への旅支度」ができたと言えるのです。では、そのやり方を見ていきましょう。

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