実はかく言う私も、すでに自分のお墓を持っています。でも今はそのことをちょっぴり後悔していて、将来的には永代供養の合葬墓に移して、先祖ともども墓じまいをすることを考えています。仲の良い友達みんなで一緒のお墓に入れば余計なお金もかからないし、絶対に気が楽になるはずです(笑)。
それでも田舎ほど、檀家や親戚などが墓を守れとうるさいのも事実。どうしても先祖が気になるという方は、「いつまでもお墓にこだわってはいけませんよ」と、逆に先祖を諭すぐらいのほうが浄化の一助になります。
己の保身からではなく、先祖の浄化を心から思って語りかければ、きっと伝わるはずです。
(第2回につづく)
【プロフィール】
江原啓之(えはら・ひろゆき)/スピリチュアリスト。一般財団法人日本スピリチュアリズム協会代表理事。1989年にスピリチュアリズム研究所を設立。また、オペラ歌手としても活躍。『人間の絆』『自分の家をパワースポットに変える最強のルール46』ほか著書多数。最新刊は『あの世の歩き方』(小学館刊)。
※週刊ポスト2021年12月17日号