秋篠宮さまの誕生日に際して公開されたご家族ショット(写真/宮内庁提供)
一方の紀子さまも、“学習院OG”とは思えないほどに母校との距離を置いている。
「“何代にもわたって学習院”といった家庭の子女も通っています。それがひとつの伝統なわけですが、紀子さまは、お父さまは学習院の教授でいらっしゃいましたが、お母さまは学習院卒ではなかった。ちょっとした環境の違いに、居心地の悪さを感じられていたといわれています。もちろん、周囲に溶け込む努力はされていて、挨拶や特有の言葉遣いもされていましたが、それを負担に感じられていたのかもしれません」(前出・学習院関係者)
学習院を袖にしてまで浮上している筑附は、歴史を遡ると1872年に創設された師範学校に行き当たる。学習院に比して歴史や伝統が見劣りしないことも、学校選びのポイントだったのだろう。
秋篠宮ご夫妻の学習院への姿勢が、眞子さんと佳子さまの進学にも影響したのだろうか。眞子さんは、学習院女子高を卒業した2010年に国際基督教大(ICU)に入学。佳子さまも学習院大に進まれたものの、1年半ほどで中途退学しICUに入学し直された。
「学習院女子中・高のOG会にあたる『常磐会』が、5年に1度出している会員誌に、女性皇族から寄稿していただくことがあります。女子高を卒業後、別の大学に進まれた女性皇族も寄稿をされてきましたが、眞子さんと佳子さまはそういったことがなく、距離を感じてしまいます」(前出・学習院関係者)
自らの意思で選んだICUで、眞子さんは小室圭さんと出会った。いまは日本を離れ、ニューヨーク生活を満喫している。前述した誕生日会見での、小室さんへの秋篠宮さまのお言葉は波紋を呼んだ。
「一度は認めた結婚に、納得していない様子が明らかな会見でした。これには、紀子さまと佳子さまも驚かれたようです。結婚が成立した以上、これからの幸せを願う言葉が聞かれると思っていたのに、小室さんの名を挙げることなく、不信感をにじませられたからです。秋篠宮さまは、それで溜飲を下げられたかもしれませんが、ご家族に与えた印象は正反対だったようです」(前出・宮内庁関係者)
悠仁さまは、そうした環境で高校受験に臨まれる。前述したように、紀子さまは全力でサポートされようとしているが、前途洋々ではない。
「当の悠仁さまにとっては、少々煩わしく感じる部分もあるようです。思春期真っ只中のティーンエイジャーですし、何もかもを“母親の言う通り”にはしたくないという心理もおもちなのでしょう。最近では、ちょっとした紀子さまの言い間違いなどを、罵るような口調で指摘されることもあるようです」(前出・宮内庁関係者)