刑期を終え出所した谷本容疑者は、出所者であることから就業困難で定職には就いておらず、火元となった心療内科・精神科のクリニックに通院していたと見られている。全国紙社会部記者が語る。
「今回のビル放火事件の犯行の詳細な動機は分かっていませんが、府警は長男を刺傷した事件の動機にあった『寂しさ』や『道連れ』という谷本容疑者の思考が、今回の事件の解明につながる可能性があるとみて、慎重に調べています」
放火事件で重体となった谷本容疑者は治療でやや回復したとされるが、まだ予断を許さない状態だという。一刻も早い真相究明が待たれる。