芸能

劇場版『あな番』で奈緒の怪演再び 短い出番で強烈な印象残す安定感

奈緒(公式HPより)

素朴な魅力もある奈緒(公式HPより)

 原田知世(54才)と田中圭(37才)がダブル主演を務める映画『あなたの番です 劇場版』が12月10日より公開中だ。公開初日から3日間で、観客動員数は32万人、興行収入は4億4700万円を記録する好スタートを切った本作。SNSなどの口コミでは、「『あな番』で泣く日が来るなんて」「点と点が線で繋がっていくのが爽快」といった声で溢れている。そんななか注目を集めているのが、ドラマ版での怪演が話題となっていた奈緒(26才)だ。今作でも観客を恐怖の渦に巻き込んでいる奈緒の演技について、映画や演劇に詳しいライターの折田侑駿さんが解説する。

 * * *
 本作は、2019年に半年間にわたり放送されたドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)の劇場版。ドラマ版同様に、企画・原案を担当した秋元康(63才)や脚本を担当した福原充則(46才)、監督を務めた佐久間紀佳などの製作陣をはじめ、主演の原田と田中を筆頭にオールスターキャストが再集結し、サスペンスフルな物語が描かれている。

 物語の舞台はとあるクルーズ船。幸せな日々を夢見て、マンション「キウンクエ蔵前」に引っ越してきた手塚菜奈と翔太夫妻は、引っ越しから2年後、マンションの住人たちを招待しクルーズ船上で結婚式を挙げることになる。しかし、挙式はなんとか無事に終わるものの、その直後、参加者の1人が不可解な死を遂げる。これを皮切りに、1人、また1人と死人が相次ぎ、逃げ場のない船上で連続殺人事件が幕を開ける。

 本作もドラマ版と同様に、相変わらず華々しいメンツが勢揃いしている。主演の2人をはじめ、ドラマ版でキーパーソンを担った西野七瀬(27才)と横浜流星(25才)、竹中直人(65才)、木村多江(50才)、生瀬勝久(61才)ら「キウンクエ蔵前」の個性豊かな住人たちのほか、浅香航大(29才)と皆川猿時(50才)の刑事コンビといったお馴染みの面々が再集結。さらに、門脇麦(29才)と酒向芳(63才)が新キャストとして参戦し、物語をより厄介にしている。そしてこの中でも特に目を引くのが、“尾野ちゃん”こと尾野幹葉役を演じた奈緒だ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大ヒット中の映画『4月になれば彼女は』
『四月になれば彼女は』主演の佐藤健が見せた「座長」としての覚悟 スタッフを感動させた「極寒の海でのサプライズ」
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
華々しい復帰を飾った石原さとみ
【俳優活動再開】石原さとみ 大学生から“肌荒れした母親”まで、映画&連ドラ復帰作で見せた“激しい振り幅”
週刊ポスト
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
死体損壊容疑で逮捕された平山容疑者(インスタグラムより)
【那須焼損2遺体】「アニキに頼まれただけ」容疑者はサッカー部キャプテンまで務めた「仲間思いで頼まれたらやる男」同級生の意外な共通認識
NEWSポストセブン
学歴詐称疑惑が再燃し、苦境に立つ小池百合子・東京都知事(写真左/時事通信フォト)
小池百合子・東京都知事、学歴詐称問題再燃も馬耳東風 国政復帰を念頭に“小池政治塾”2期生を募集し準備に余念なし
週刊ポスト
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏による名物座談会
【江本孟紀×中畑清×達川光男 順位予想やり直し座談会】「サトテル、変わってないぞ!」「筒香は巨人に欲しかった」言いたい放題の120分
週刊ポスト
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
ホワイトのロングドレスで初めて明治神宮を参拝された(4月、東京・渋谷区。写真/JMPA)
宮内庁インスタグラムがもたらす愛子さまと悠仁さまの“分断” 「いいね」の数が人気投票化、女性天皇を巡る議論に影響も
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン