ノンテンダーは「正直卑怯」と語る選手も

 メディアでは早くも今季の12球団の「ノンテンダー候補」が取り沙汰されている始末だ。選手からはこの日ハムの対応に疑問の声が上がる。在京球団のある選手は危機感を募らせる。

「球団が主力選手を放出するというイメージダウンを避けるため、『戦力外通告』を『ノンテンダー』という言葉ですり替えているように感じます。他球団もこのやり方を使うようになると、一部の主力選手以外、FA権を取得した選手がどんどん自由契約になり、安い年俸で買い叩かれる可能性がある。正直卑怯だなと思います」

 今回、西川は推定年俸8500万円と1億超の大幅ダウンで楽天と契約し、大田も8000万円ダウンの推定年俸5000万円でDeNAと契約した。残る秋吉はまだ移籍先が決まっていない。昨年12月17日にはスポニチに〈お金というより野球を続けたい気持ちの方が強い。このまま野球が終わる(現役を引退する)ことだけは嫌なので。今はオファーを待ちながら練習を続けています〉と、いまだ古巣から再契約のオファーがないことを告白している。

 2月のキャンプインまで1か月を切った。はたして日本ハムは秋吉と再契約を結ぶのだろうか。

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