“ああ”いい人生だったと思えるように
大病を経て、死生観が変わったという。
「ひと言で言うと、人生は短い。ここ2年ほどで私と同じ年くらいの友人がバタバタと亡くなりました。人生の無常を感じたというか……。
でも、余命3日と言われた私が生きているのは天から与えられた寿命です。それを最後までまっとうしたいんです。“ああ、いい人生だった”と思って死にたい。いまはそう思って日々過ごしています。
せっかくこの世に生まれてきたからこそ、誰かの役に立っているという立ち位置を持っていたい。私の歌を通して誰かを励ますことができたり、元気になってくれたり、少しでも幸せになったと感じてもらえることを信じて、歌っていきたいですね」
自分を必要としてくれる人たちのために健康でいる。それこそが彼女の生きる原動力でもあるのだ。
※女性セブン2022年2月3日号