しかしながら、久しぶりの連ドラ出演への緊張感を、深津自身は楽しんでいるようだ。
「出演を受けてのコメントでは《なんでもっと冷静に考えなかったんだろう(笑)(中略)『とんでもないものを引き受けてしまった』と今さらドキドキする毎日です》と語っていましたが、やはりそこはキャリアの長いベテラン女優。撮影時の集中力はピカイチで、合間の休憩時間には周囲への気配りを欠かさず、とてもいい雰囲気を作っていました」(前出・NHK関係者)
そこまで深津がリラックスできていたのには理由がある。大阪での撮影現場には、15年以上の関係になる恋人でスタイリストの白山春久氏が寄り添っていたからだ。最初の交際報道は2006年のことだった。
「それまではファッションリーダーとして男性ファッション誌に登場したこともある白山さんですが、交際報道以降は黒子に徹し、深津さんを公私にわたって支えています。それは2007年に同棲報道があってからいままで、変わっていません」(ファッション誌関係者)
その白山氏は『カムカム』では深津の専属スタイリストとして活躍している。
「深津さんが登場する序盤のシーンの設定はなんと18才。30才も年下の役を演じることに心配する声もありましたが、深津さんは見事に演じきり高い評価を得ました。
その演技を支えたのは白山さんが選んだ、上品ながらも瑞々しさが印象的なシャーベットピンクのワンピースでした。ミュージカル調のシーンでのストライプ柄のワンピースも彼女にとてもよく似合っていた。昭和レトロなかわいらしさの表現は、深津さんと白山さんの“合作”と言えるでしょう」(前出・NHK関係者)
公私ともに深津の生き方に日本中が魅了される日々がしばらく続きそうだ。
※女性セブン2022年2月10日号