元妻・リュドミラさんと2人の娘と撮影した家族写真(AFLO)

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「ロシアは非常に強い圧力を日本に加え始めています。プーチン氏から見れば、同じ“隣国”でも日本はウクライナより格段に攻めやすい。もはや日本はロシアの敵対国とみなされている」(中村さん)

 一部では想定外の苦戦を強いられるウクライナを諦め、“代償”として北海道に侵攻する可能性を指摘する専門家もいる。

 日本とウクライナには、ある共通点がある。ロシアは2014年のクリミア併合の際、「ロシア系住民の保護」を理由にロシア軍投入を決断。結果的に併合した歴史がある。だが、ウクライナや西側諸国はクリミア併合を違法とみなしており、承認していない。

 日露間にも未解決の北方領土問題が1945年から横たわる。「隣の軍事大国が自国の領土を実効支配している」という地政学的なリスクは、ウクライナと変わらないのだ。

「2018年12月、モスクワで開かれた人権評議会で、プーチン氏は『アイヌ民族をロシアの先住民族に認定する』という考えを示しました。アイヌ民族の保護を名目にロシア軍が北海道に侵攻する、というリスクは、プーチン氏のこれまでの手口からして、まったくあり得ない話と簡単に切り捨てられないでしょう」(国際ジャーナリスト)

※女性セブン2022年4月7・14日号

ウクライナ東部のドネツクで戦車を使ってパトロールするロシア軍(時事通信フォト)

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少年期のプーチン氏(写真/アフロ)

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2013年、秋田犬・ゆめと遊ぶ 写真/アフロ

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もうすぐ70才とは思えぬ肉体 写真/アフロ

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アメリカに議会でオンライン演説を行ったゼレンスキー氏(時事通信フォト)

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