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【痛風著名人座談会】グレート義太夫の「尿酸の結晶」に医者も驚き学会で発表

左から作家・黒川博行氏、お笑い芸人・グレート義太夫氏、ライター・大竹聡氏

左から黒川博行氏、グレート義太夫氏、大竹聡氏

「風が吹くだけで激痛が走る」ことからその名がついたとされる痛風。ある日突然足の指や足首などが腫れ、激痛に襲われる病気である。原因は血液中の尿酸値の上昇で、男女共に尿酸値が7.0mg/dlを超えると高尿酸血症と呼ばれている。

 当事者は至って真面目に痛みに向き合うのに、その姿はどこか愛おしい。まん延防止等重点措置が明けて深酒する機会も増えてきた昨今、痛風を患う黒川博行氏(作家・73)、グレート義太夫氏(お笑い芸人・63)、大竹聡氏(ライター・59)による、泣けて笑える座談会が開催された。【全4回の第1回】

 * * *
黒川:まずはビールで乾杯といきましょう。

大竹:そもそもビール飲みながら痛風座談会って……痛風患者がナメられてる証ですよ(笑)。

黒川:まあ、ビールにプリン体が多いというのは必ずしも正しくないし、痛風の人って、案外多いんですよね。聞けば、10人に1人が予備軍らしいですから。

〈痛風を引き起こす尿酸はプリン体が肝臓で分解・代謝される時に生み出される老廃物。プリン体はとくにレバーやエビなどの動物性食品やアルコール飲料などに多く、痛風は「ぜいたく病」などと揶揄されてきた。発症にはストレスや遺伝も関係するとされる〉

大竹:コロナ禍でさらに急激に増えたようですね。運動不足なうえに家で飲み過ぎちゃって。

義太夫:痛風って悩む人が多い割に、基本的にネタにされますよね。

大竹:痛風は本当に痛い。「あっ、来た」と思ったら後の祭りで、足首に激痛が走って足を床につけることもできなくなる。トイレに這って向かうんですよ。整形外科に行こうにも、サンダルをつっかけて杖をつきながら、普段なら5分で行ける道に25分もかかる。

黒川:僕も足首ですが、実はあんまり痛くないんです。もちろん動いたら痛いし、歩くこともできません。でも部屋で座って仕事をする分には支障がないから「1週間我慢すれば勝手に治る」と思ってやり過ごす。鎮痛剤も飲みませんね。

大竹:たしかに、痛みにもだんだん慣れますからね。義太夫さんは?

義太夫:親指から足首、膝、腰、腕の関節まで痛みが出ます。下から上がってくるとは聞いたけど、「こんなところにも出るのか!」と驚きました。

黒川:体温が低いところに出る。耳に出て真っ赤に腫れるとも聞きました。

義太夫:僕、病院でレントゲンを撮ったら、尿酸の結晶が写ったことがあるんですよ。

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