ただ、そうしたご縁もあり、進次郎さんにはこの雌伏の時期に広くて深いアメリカのものの考え方を学んでいただきたい。
日本の政界にはアメリカ流のパフォーマンス政治は広まりました。進次郎さんが得意とするものです。が、それだけでは不十分であることを気づく段階に来ている。パフォーマンスとは良いところを見せるものですが、良くない部分を自ら見つけ、それを自ら改めていく。そうしたことを学んでほしいというのが、正に槇原さんが進次郎さんに求めていたことなのではないでしょうか。
【プロフィール】
平野貞夫(ひらの・さだお)/1935年生まれ。衆議院事務局で議長秘書や委員部長を務め、1992年に初当選。参院財政金融委員長などを務めた。土佐南学会代表取締役。
※週刊ポスト2022年5月6・13日号