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【対談】皆神龍太郎氏×山口敏太郎氏「UFOについて我々はどう考えるべきか」

謎は多い(イメージ。Getty Images)

謎は多い(イメージ。Getty Images)

人間の探究心こそが重要

皆神:ただ単に「妄想」と片付けることも問題です。原義の未確認飛行物体という意味でいいのなら、私も小学校の頃から3回ほどUFOを見ていますから。

山口:同じですね。私も小学校の複数のクラスメイトと目撃したことがきっかけでした。慌てて教師を呼んだけど、彼女は「見えない」と言う。幼少期の「フェイクメモリー」かと思っていましたが、40年後の同窓会でみんな同じことを話していたんですね。

皆神:長年、UFO問題を調査・研究していると「いる」「いない」の次元を超えた不思議な現象はわんさか出てくるんです。陰謀論と結び付けられたりしますが、不思議なこと、説明できないことを徹底的に調べる、そんな知的探求心が大切なのではないでしょうか。

山口:そのとおりですね。人間の探究心が薄れることこそが心配です。昭和の時代は「分からない」ことをUFOなどのオカルト現象と結びつけていたけど、いまは時代遅れ。「Qアノン」の陰謀論はウケても、UFOに興味を持つ人は少ない。

皆神:私は「犬に襲われる間抜けな宇宙人」とか「女性のストッキングを奪う宇宙人」といった訳のわからない行動をする宇宙人の話が好きなんですよ。目を吊り上げてUFOを肯定、否定するのではなく、楽しみながら真相に迫りたい。

山口:まったくですね。ただ、昔ながらのトーンで語られるUFOは“オワコン”になりつつあると思います。米政府のUAP報告で少し延命されたかもしれないけど(苦笑)。極論ですが、面白ければ、いる、いないはどちらでもいいんです。人々の知的好奇心を刺激するのが私の仕事ですから!

【プロフィール】
皆神龍太郎(みなかみ・りゅうたろう)/1958年、東京都出身。東京工業大学応用物理学科大学院修了。朝日新聞記者を経て、作家、疑似科学ウォッチャーとして活動。群馬大学医学部、和光大学非常勤講師。『UFO学入門 伝説と真相』(楽工社)など、著書、共著多数。

山口敏太郎(やまぐち・びんたろう)/1966年、徳島県出身。神奈川大学経済学部卒業。放送大学大学院文化科学研究科修士課程修了。会社員生活を経て、1990年代後半に作家・マンガ原作者として活動を開始。超常現象全般に造詣が深く、著書は170冊を超える。

※週刊ポスト2022年5月6・13日号

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