高級ブランドをさらりと合わせる明石家さんま(2020年)
地元である京都でも大阪でも活動できなくなった小禄は、1996年、母親の生家のある岐阜県に移り住んだ。岐阜市内にスナックを開き、再びイベント会社を設立したが、やることは変わらなかった。
「2006年には地元の知人10人以上から約1億5000万円を借り、行方をくらましていました。ここでも“さんまの元相方だ”“北島三郎にツテがある”と言葉巧みに口説いていたそうです」(前出・芸能関係者)
転落人生を送る小禄とは裏腹に、その間、さんまは『男女7人夏物語』(1986年・TBS系)などのトレンディードラマに主演し、俳優としても一世を風靡。『さんまのからくりTV』(1992年・TBS系)や『恋のから騒ぎ』(1994年・日本テレビ系)などのMC番組をスタートした。さんまはかつて「60才くらいで引退する」と宣言したこともあったが、盛衰の激しい芸能界で、66才になったいまも第一線に立っている。
警察が出勤した「夫婦げんか」
最近まで小禄は、岐阜市内の住宅街にあるマンションで暮らしていたという。近隣住民が語る。
「60代ぐらいの奥さんらしき女性とのふたり暮らしでした。小柄で白髪交じりの短髪で、眼鏡をかけてニコニコしているおじいさん。会うと“仕事が忙しいんだよ”と言っていましたね」
“多忙”な小禄が外出する際には、女性はベランダから手を振っていたこともあった。
「去年末ぐらいに、パトカーが来て、おまわりさんもゾロゾロと集まったことがあったんです。おまわりさんに聞いたら“夫婦げんかです”と。その一件以来、おじいさんの姿は見かけなくなりました」(近隣住民)
関西から逃げ、逃げた先で受け入れてくれた女性からも逃げたのか──その約半年後の5月、姿を消していた小禄は名古屋で御用となった。45年前に同じステージに立ち、さんまがいまの地位を築くきっかけを作った小禄。しかし2人は、天国と地獄に続く、まったく正反対の道を歩んだ。かつての相方へ、さんまはどう“ツッコむ”のだろうか。
※女性セブン2022年6月9日号
芸能界でも指折りのおしゃれという明石家さんま(2020年)
カジュアルにまとめ小脇にはゴヤールのポーチが(2020年)
マツコ・デラックスとはあつい信頼関係がある明石家さんま(2020年)
さんまを挟んでなにやら話し込む今田耕司、岡村隆史(2020年)
さんまを挟んでなにやら話し込む3人(2020年)
車に乗り込むさんまを見送る今田と岡村(2020年)
「アローン」じゃない夜にご機嫌の様子。(左から今田、さんま、岡村)(2020年)
路上で話し込む(2020年)