芸能

サザンオールスターズを語ろう 読者が選んだ好きな曲トップ10と思い出

「1980年7月から、初となる夏の全国ライブ『サザンオールスターズがやってくるニャー!ニャー!ニャー!』は40公演を行いました」

「1980年7月から、初となる夏の全国ライブ『サザンオールスターズがやってくるニャー!ニャー!ニャー!』は40公演を行いました」(私設ファンクラブ『しじみ倶楽部』会長・長坂浩さん)

 1978年6月に『勝手にシンドバッド』で鮮烈なデビューをしてから44年。シングル&アルバムの総売上枚数は4883万枚以上。現在までに、シングル55枚、アルバム15枚を発売、シングル売り上げランキングでは、1980年代から2000年代まで各年代で首位に輝いた。私たちの人生を彩ってきたサザンオールスターズ(以下、サザン)の曲は、どんな記憶と結びついているのか。1948人の読者の皆さんから届いた極上の思い出話をお届けします。

 ボーカルとギターを務める桑田佳祐を中心に、青山学院大学の学生時代に結成されたサザン。1978年のデビュー以来、数えきれないほどのヒット曲を生んできた。『女性セブン』の読者に心に残る曲と思い出話を聞いたところ、多くの人が挙げていたのが次からのトップ10。人気1位の曲から、皆さんの思い出を紹介します。

1位『TSUNAMI』

 この曲は、1990年代後半〜2000年代前半にかけて放送されていたバラエティー番組『ウンナンのホントコ!』(TBS系)内の恋愛企画『未来日記III』のテーマソングに起用されていた。

『未来日記』は大人気を博し、後に映画化などもされたが、この曲も300万枚以上を売り上げ、同年、日本レコード大賞を受賞した。

「初めて自分から大好きになった人が好きだった歌です。緊張した初デートはどこかぎこちなく、それきりに。その後、私が結婚してから、彼も私のことが好きだったことを知り、結婚を後悔した思い出が……」(40才・会社員)

「入院中によく聴きました。私にとっては復活の歌です」(62才・無職)

「幼稚園教諭をしていた頃、器楽演奏会で演奏した思い出の曲です。年に一度、同じ地区の幼稚園が何園か集まって、芸術劇場で演奏会をしていたのですが、6才の子にドラムを教えたことや、大人顔負けの演奏をしていた園児を前に指揮をしたことなど、いまでもよく覚えています」(42才・パート)

「次女の中学校卒業式を思い出します。式典終了後、クラスの謝恩会が行われたのですが、子供たちが歌詞カードを用意してくれていて、子供たちとともに親も先生もみんなで一緒に歌い、感動しました」(67才・契約社員)

「この曲を聴くと、東日本大震災の後、サザンは『TSUNAMI』を歌わなくなったことを思い出します。震災にあったかたがたへの配慮であったと思っていますが、彼らの優しさが胸に染みています。いまでは少しずつ、聴く機会が増えて、うれしいです」(39才・専業主婦)

「東日本大震災以来、ライブでは歌われていない『TSUNAMI』ですが、被災地のファンは“歌には罪はないからもう一度聴きたい”と熱望する人が多いです」(長坂さん)

「東日本大震災以来、ライブでは歌われていない『TSUNAMI』ですが、被災地のファンは“歌には罪はないからもう一度聴きたい”と熱望する人が多いです」(長坂さん)

2位『真夏の果実』

 桑田佳祐の初監督映画『稲村ジェーン』(1990年)の主題歌で、その後もドラマ『悪魔のKISS』(1993年・フジテレビ系)の挿入歌、就職情報誌や携帯電話のCMソングとしても起用されている。映画の影響も強いようで、この曲に思い入れがあるという声が多かった。

「高校生だった私は部屋にこもって受験勉強をしながらこの曲を聴き、映画『稲村ジェーン』を見てどっぷりとはまり、海辺や、ロケ地でデートをする自分を妄想していました。この曲を聴くと甘酸っぱいような気持ちとともに、その頃の自分の部屋や窓から眺めていた風景を思い出します」(49才・パート)

関連記事

トピックス

モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁/時事通信)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者
《事故後初の肉声》広末涼子、「ご心配をおかけしました」騒動を音声配信で謝罪 主婦業に励む近況伝える
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
鶴保庸介氏の失言は和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏にも逆風か
「二階一族を全滅させる戦い」との声も…鶴保庸介氏「運がいいことに能登で地震」発言も攻撃材料になる和歌山選挙区「一族郎党、根こそぎ潰す」戦国時代のような様相に
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト