このほか、ベスト10以外の曲にも熱い思い出が。
『Ya Ya(あの時代を忘れない)』
「同窓会のカラオケで、みんなで歌うのが定番になっています。ともに過ごしたよき時代を懐かしがり、友人の大切さを再確認できる素晴らしい歌だと思います」(43才・会社員)
『チャコの海岸物語』
「学生時代、海ドライブといえばサザンの曲で、砂浜を指でなぞったりしたのを思い出します。もちろんカラオケでも名前を変えて歌いました」(51才・会社員)
『ミス・ブランニュー・デイ』
「なぜか、体育の持久走や、マラソン大会などで走るときに頭の中で流れていた曲です。あのリズムが走るのにちょうどよかった思い出があり、頭の中で延々とリピートしながら、ゴールに向かっていました」(48才・パート)
『みんなのうた』
「サザン30周年のライブで雨の中、野外で聴いた思い出があります」(59才・専業主婦)
桑田の“同級生たち”が集結 時代遅れのRock’n’Roll Band
今年5月23日に配信リリースされ、話題を呼んでいるのが、『時代遅れのRock’n’Roll Band』。作詞・作曲を担当したのは桑田佳祐。コロナ禍、各地で起こる自然災害、緊張状態の続く世界情勢の中、平和への願いを込めて、楽曲を作り上げたという。
メンバーは桑田と同じ年の佐野元春(66才)、 世良公則(66才)、Char(67才)、野口五郎(66才)の4人。ドリームチームともいえるバンドを結成したいきさつを桑田は自身がパーソナリティーを務めるTOKYO FM『桑田佳祐のやさしい夜遊び』(5月21日放送)で次のように語っている。
《同級生5人集まったらどうかと思って。一人一人に会っていただいて、ノリというか、時々、おっちゃんたちも、こんな時代に音楽をやりながら、人生楽しませてもらっているよという姿を見てもらえたらという感じで曲を作らせていただきました》
同曲は初登場1位、配信1週目で2.1万ダウンロードを記録した。
取材・文/廉屋友美乃
※女性セブン2022年6月30日号