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新庄ビッグボスのインスタ投稿が波紋 「ファンとそれ以外の分断を煽る」の指摘も

SNSでの発信力も大きい新庄ビッグボス(時事通信フォト)

SNSでの発信力も大きい新庄ビッグボス(時事通信フォト)

 インスタグラムを効果的に使って、ファンの注目を集めている日本ハムのビッグボスこと新庄剛志監督の投稿が話題を呼んでいる。事の発端は、同一カード3連敗を喫した6月19日のロッテ戦の後に山田勝彦バッテリーコーチがベンチ裏で壁を蹴って右足甲を骨折し、チームから離脱したことに遡る。

 一連の出来事について、スポーツ用具メーカーのインスタグラム公式アカウントが『こゆことを大のおじさんがするから、野球バカは社会で活躍できないとなる。野球以外で稼げない』とストーリーズに投稿した。すると、新庄ビッグボスがこれを引用して『僕も野球バカですが~ 野球以外の方が何十倍も稼いでいますが 何か!?』とコメントを付けた。スポーツライターが話す。

「1つの事柄から『野球バカは社会で活躍できない』と結びつけるのは安易過ぎますし、ここで『野球バカ』という言葉を使うのもどうかと思います。スポーツ用具メーカーとして、アスリートへのリスペクトを感じられません。ビッグボスも怒るでしょう。ただ、わざわざこれを取り上げて、同じ土俵に乗る必要があったのかは疑問ですね。また、彼はあくまでプロで成功した野球選手というバックグラウンドがあるから野球以外で稼げている側面もあるわけで、効果的な反論とは思えませんでした」(以下同)

 ビッグボスは自分の投稿に『僕の性格上 気に食わないコメントやチームメート スタッフの文句を言う人間は即ブロックしてます そんな人間はshinjo freedomに来なくて良い』と綴った。ファンは新庄ビッグボスに寄り添うコメントを書き込んだ。

「ビッグボスはコーチや選手を家族のように思い遣る気持ちから、強い言葉で指摘したのでしょう。ただ、彼のようにカリスマ性のある著名人が特定のアカウントを名指しで攻撃すると、ファンが寄ってたかって、そのアカウントを非難し始める。そうすると、ファンとファン以外の分断が起こります。“コメント”という名の目に見えるファンの声はビッグボス支持がほとんどですが、書き込まないだけで『やり過ぎじゃないか』と思っている人も中にはいるでしょう」

 インターネットが普及したことで著名人が自ら発信できる時代になった。それ以前は言いたくても、手段がなかったため沈黙せざるを得なかった。現在はSNSで自らの主張を伝えることができる。

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