「私のところに来てくれた子は、自分の見せ方が分かっていない子が多かった。でも、みんな光るモノは持っているんです。女優として舞台などに出ていた渡邊まど佳(26)はバストが90cmもあってスタイル抜群。本人から『実はグラビアをやってみたかった』と相談されました。ただ、露出を伴う仕事ですから以前はなかなか相談できなかったらしくて。私は経験者なので、『じゃあ是非やっていこう』と話しています。
同じく女優の吉留憂(28)は立命館大学のスポーツ健康科学部卒で、ボート競技で全国大会準優勝の経験を持つ“肉体派”です。でも本人はアクションに自信がなかったみたいなんです。ところが、一度やってもらうと、これがメチャクチャ良かった。普通の綺麗なアクションとは違う野性味みたいなものがあって、『これはイケるな』と(笑)。『あなたはアクションができる個性派女優でやっていくことを目指すべき』とトレーニングさせています」
「目標は太田光代さん」
18歳でタレントとしてデビューし、別の分野の仕事も経験した小阪さんだが事務所社長としての仕事は「これまでとは違う覚悟」で臨んでいるという。
「私は5人の子たちに、『私も芸能事務所社長としてもう1回売れたい』『そのためには、あなたたちが売れてもらわないと困る』と伝えています。私なんかが言うのはおこがましいのですが、目標は太田光代さんです。今後はタレントのマネージメントをして、自分自身も発信していきたい。他人の人生を預かるのは怖いですが、私もすべてを懸けて頑張っています。タレントをやるのも楽しかったけど、私は誰かのために頑張る方が性格的にもあっているのでいまが人生で一番充実していますね。
ありがたいことにここ数年、私の人生を“波瀾万丈”という感じでインタビューしていただく機会が増えたんです。でも、そういう過去の話をすることにも段々と飽きてきた自分がいて(笑)。『もっといま頑張っていることを話したいな』と感じていました。もちろん決して平坦な道でないことは承知していますが、ありがたいことに既に大きな仕事のオーディションに合格する子も出てきていて、幸先は良いなと感じています。みんな新人なので決めなくてはいけないことや学ばなくてはならないころも山のようにありますが、これからは私自身のことより5人のタレントたちのことを話せるように頑張ります!」
今年の1月には、元俳優の年下男性との結婚も発表した小阪さん。「夫も応援してくれているので励みになる」と語るその姿は、タレントとして華々しく活躍していた頃以上に輝いていた。