小児がんや難治性血液病を専門とする臨床医でもある小島さんは、コロナとは別の感染症が増加することを心配している。
「子供の頃に水疱瘡を起こすウイルスに感染すると、そのウイルスは大人になっても神経に沿って潜伏し、免疫力の低下とともに再活性化して、神経に沿って痛みのある赤いぶつぶつが出ます。それを『帯状疱疹』といいますが、最近、患者数の増加が報告されています。
カンジダという真菌(カビ)が口の中で繁殖する口腔カンジダ症の患者も増えています。帯状疱疹、口腔カンジダ症はともに免疫力の低下で生じやすく、ワクチン接種で免疫力が下がった人が増えたことが懸念されます」(小島さん)
小島さんは「EB(エプスタインバー)ウイルス」の動向にも注目する。
「EBウイルスによる感染症は多くの日本人では20才までに罹患し、その後は、リンパ球に無症状で潜伏感染します。しかし免疫力が低下すると再活性化し、悪性リンパ腫や血球貪食リンパ組織球症などの重病をもたらします。
驚いたことに厚労省の発表したコロナワクチン副反応のリストには10人の悪性リンパ腫と14人の血球貪食リンパ組織球症が含まれ、実際に6人がEBウイルスの再活性化が関連すると思われる病気で亡くなっていました。これらは、ワクチンによる免疫力の低下が、関連している可能性があります」(小島さん)
コロナワクチンの闇が深まるなか、岸田首相が打ち出した「4回目接種」に近藤さんは異を唱える。
「特別な一種のワクチンを繰り返し打てば打つほどほかの免疫細胞が抑制され、オミクロン株や別の病気に罹りやすくなる可能性があります。加えて重篤な副作用のリスクがあるワクチンを安易に国民に打たせるべきではありません。オミクロン株は感染力が高いもののほとんど重症化しないとされるので、多くの人は気にする必要はありません」(近藤さん)
ワクチンに限らず、“異物”を体に入れることに慎重になるべきだと近藤さんが続ける。
「ワクチンは『劇薬』に分類されるものであり、天然痘や小児まひなどよほどの脅威に対するものでなければ打たない方がいいと私は考えています。同様に多くの薬も免疫力を落として重症化を進める恐れがあり、よほどの重病でなければ服用しない方が健康でいられます。
人間の体にはすばらしい免疫システムが自然に備わっています。さらなる感染や重症化を予防するためにも、オミクロンレベルのウイルスには自然に感染して抗体をつくっておく方がいいでしょう」
ワクチン接種は「第7波」を食い止めるカギとなるのか、それとも──。
※女性セブン2022年8月4日号