集計方法変更で未接種者が急に減った

集計方法変更で未接種者が急に減った

 海外でも同様の報告がある。イギリス健康安全保障庁は、今年3月6日から3月27日に発生した10万人あたりの新規陽性者を、年代別に「3回接種群」と「未接種群」に分けたデータを公表した。

 それによると、未接種者が多い18才未満を除くすべての年代で、3回接種の方が未接種よりも3〜4倍ほど新規陽性者が多かった。特に60〜69才は3回接種した新規陽性者2814人に対し、未接種はわずか572人と大きく差が開いた。

「この感染のほとんどはオミクロン株でした。ワクチンを打てば打つほどコロナに感染しやすいと思われる状況で、4回目接種を進めたらどうなってしまうか。不安が募るばかりです」(近藤さん)

 ワクチン接種とともに「超過死亡」が増えていることも気がかりだ。超過死亡は、過去の統計から見込まれる国全体の死者数の推定値を、実際の死者数がどれだけ上回ったかを示す数値のこと。昨年1年で前年よりも約6万人増加し、今年の2〜3月にはさらに急増した。

「東日本大震災が起きた2011年の死者の増加数(約5万5000人)を上回る人が亡くなったことは驚きです。しかも2021年のコロナ死は約1万7000人にとどまるので、“超過死亡の原因はコロナに罹ったことそのもの”であるとは考えられません。

 超過死亡はワクチン接種を開始した2021年2月から観察され、2回目の接種がほぼ終了した11月まで続いたことから、接種後にアナフィラキシーショックや免疫の暴走などの副作用で多くの人が亡くなったと考えられます。厚労省は頑なにワクチン接種と死亡の因果関係を認めないが、超過死亡のほとんどはワクチンの“隠れ副作用死”であると推察されます」(近藤さん)

 接種開始から6月24日まで、ワクチン接種後の死亡として1770件が報告されている。しかし、実際はもっと「副作用死」が多いかもしれないというのだ。国はワクチンについて徹底調査する必要がある。

免疫力低下で悪性リンパ腫に

 ワクチンを打つとコロナだけでなく、ほかの病気に罹りやすくなるとも指摘されるが、これにも抗原原罪がかかわると近藤さんは説明する。

「免疫細胞のキャパシティーはだいたい決まっています。そのためコロナワクチンを打ち続けると、初回ワクチンが目標とした免疫細胞だけが強化され、ほかの病原体に対抗する免疫細胞が少なくなります。つまり、コロナ以外の病気にも罹りやすくなると考えられます。コロナワクチンを接種すると自然の抗体産生が妨げられるうえ、全般的な免疫システムが弱体化するとされます」(近藤さん)

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