国内

【維新・選挙ボランティア潜入記 第2弾前編】目撃した3つの公選法違反行為

ビラ配りする筆者

ボランティア活動に汗を流すジャーナリスト・横田増生氏

 ユニクロ、アマゾンなどへの潜入取材で知られるジャーナリスト・横田増生氏が、参院選東京選挙区に出馬した維新候補の選挙ボランティアとして潜入レポートした週刊ポスト2022年7月29日号での記事は大きな反響を呼んだ。内側から見た維新の問題点は、まだまだある。その“ハリボテ”ぶりとは──。(文中敬称略)【前後編の前編】

 * * *
 私が前号で書いた維新・選挙ボランティア潜入記に対し、海老沢由紀が7月19日付のブログに反論を書いている。

 ブログでは、比例区で当選した猪瀬直樹によるおさわり事件について、「ワーキングマザーのイメージで選挙運動をしていた海老沢は、これで対応を誤った。公開セクハラを女性自身が正当化してしまったように見えた」という私が紹介した大学教授のコメントを問題視している。

 猪瀬の手が自分の胸には当たってないとし、「印象操作」と書く。これは的外れの反論だ。

 選挙の街宣演説という公の場で、男性候補が女性候補の胸を触ったように見えること自体が問題なのだ。これだけコンプライアンスが声高に叫ばれる昨今において、セクハラ問題をスルーして、猪瀬や組織を庇おうとした姿勢が、維新の引きずる男性優位主義的な体質を露呈していることが問題なのだから。

ペットボトルの配布

 もう一つ維新の体質を端的に表す事柄を、私は目撃した。

 ボランティアとして働く間、私は3つの公職選挙法違反行為を目にしている。

 一つ目は、選挙用運動ビラの配布についてである。このビラは、候補者に割り当てられた腕章をつけた15人の運動員しか配ることはできない。海老沢陣営では、ビラが入った布製のポーチに腕章をピン留めしたものをボランティアに渡していた。

 しかし、ボランティアの数が15人を超える時は、選挙運動用ビラだけをボランティアに配らせていたことが複数回あった。特に投票日前日などは、ボランティアの数が60人を超えたため、私を含め、多くのボランティアが腕章なしで選挙用運動ビラを配っていた。

 また、一日に都内の10か所近くを移動して街宣演説をするため、海老沢由紀の名前の書かれたのぼりは、鉄製の黒の四脚の土台に載せていた。しかし、公職選挙法では、のぼりは自動車などに括り付ける必要がある。

関連キーワード

関連記事

トピックス

結婚を発表した長澤まさみ(時事通信フォト)
《トップ女優・長澤まさみの結婚相手は斎藤工と旧知の仲で…》インスタ全削除の“意味深タイミング”
NEWSポストセブン
箱わなによるクマ捕獲をためらうエリアも(時事通信フォト)
「クマが人里に降りてくるのは必然」「農業は野生動物に対する壮大な餌付け」 知床・ロシアでヒグマを撮った動物写真家が語る “現代の人間に欠けている自然観”
NEWSポストセブン
11人家族の宮前家
《子ども9人“大家族のパン屋さん”》「店員さんが注文を覚えきれなくて(笑)」11人家族のインフレ“金銭事情”と、大人数子育てで培ったこと「マニュアル本は役に立たない」
NEWSポストセブン
長男・泰介君の誕生日祝い
妻と子供3人を失った警察官・大間圭介さん「『純烈』さんに憧れて…」始めたギター弾き語り「後悔のないように生きたい」考え始めた家族の三回忌【能登半島地震から2年】
NEWSポストセブン
インフルエンサーのぴきちんさん(Instagramより)
《2年連続ポストシーズン全試合現地観戦》大谷翔平の熱狂的ファン・ぴきちん、全米巡る“体力勝負”の脅威の追っかけはなぜ可能なのか
NEWSポストセブン
2024年に『ウチの師匠がつまらない』を上梓
「視聴率とれたらオレのおかげ?罰が当たるよ」三遊亭好楽さんが『笑点』メンバーや裏方に愛され続ける“お客さんファースト”  地方営業で土産を爆買いも
NEWSポストセブン
古谷敏氏(左)と藤岡弘、氏による二大ヒーロー夢の初対談
【二大ヒーロー夢の初対談】60周年ウルトラマン&55周年仮面ライダー、古谷敏と藤岡弘、が明かす秘話 「それぞれの生みの親が僕たちへ語りかけてくれた言葉が、ここまで導いてくれた」
週刊ポスト
小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン