出演本数、視聴率、観客動員……タレントの人気を測る指標は色々あるが、“商品価値”が如実に表われるのが日々動く「CM出演料」である。『週刊ポスト』は大手広告代理店がCM交渉のために作成した「ギャラリスト」の最新版を入手した。
このうち女優に目を向けると、頂点に吉永小百合(77才)が君臨し、宮沢りえ(49)、長澤まさみ(35)、新垣結衣(34)らがそれに続くが、シビアな職業であることを感じさせるのが“姉妹格差”だ。
近年は「姉妹タレント」の躍進も目覚ましいは、広瀬アリス(27)・すず(24)や、揃ってNHKの朝ドラに出演した上白石萌音(24)・萌歌(22)は、どちらも「妹」のほうが高い設定だ。芸能ジャーナリストの城下尊之氏が語る。
「広瀬姉妹は姉のアリスさんが猛追しています。昨年のCM出演本数では揃って12社で並んだ。すずさんのほうがやや高いですが、アリスさんは幅広い層に人気なので今後は追い越すこともあるかもしれません。上白石姉妹は売り出し方の違いでしょうね。より親しみやすいイメージの萌音さんは様々なCMに出演させ、モードな雰囲気の萌歌さんは出演CMを選んでいるように感じます」
次々と新たなヒロインが登場する芸能界。次なるCM女王は誰か─―。
※週刊ポスト2022年8月19・26日号