国内

雅子さま、園遊会での“熱心すぎる歓談”問題 体調不良を訴える人が続出、紀子さまが表情をこわばらせる場面も 

“サービス精神”が裏目に出てしまった雅子さま(撮影/JMPA)

 10月30日、東京・元赤坂の赤坂御苑で園遊会が開催され、パリ五輪・パラリンピックのメダリストらをはじめ、各界の功績者など約1400人が招かれた。コロナ禍によって休止されていた食事の提供が6年ぶりに再開されるなど、少しずつ本来の形式に戻りつつある。しかし今回、異例の対応も取られていた。 

「令和になってから、今回が4度目の開催です。過去3回の式次第と比べると、今回は、陛下を先頭に皇族方が招待客と歓談される予定時刻が『30分前倒し』で進められたのです。宮内庁は表向きには、“日没の時間を考慮したため”と説明しました。ただ、実際には両陛下のご歓談スタイルだと時間がかかってしまい、『時間オーバー』が繰り返されてきたことへの対応策だったようです」(皇室記者) 

 令和初の園遊会だった昨春は、あいにくの雨模様。天皇皇后両陛下は傘を片手に招待客との会話に臨まれた。 

「最初は両陛下が一緒に話しかけられていたのが、しだいに雅子さまが一人ひとりと熱心に話し込まれるうち、陛下だけが先に進んでしまうことになった。すると、雅子さまのところまで陛下が戻られるなど、20分を予定していた歓談時間が大幅に超過しました。 

 会場入りから歓談まで、どしゃぶりのなか2時間以上立ちっぱなしで待ちぼうけの招待客もいました。雨が強くなっても、傘をさすのは失礼だからと雨に打たれたままの人もいた。結局、終了は予定より1時間以上遅れ、体調不良を訴える人が続出したそうです」(別の皇室記者) 

 愛子さまが初めて参加された今春の園遊会も終了時間は1時間押し。そのときは、現代美術家の横尾忠則さん(88才)が、寛仁親王妃信子さまとの歓談中に具合が悪くなり倒れた。 

「愛猫家でもある横尾さんと、雅子さまはお持ちになった飼い猫の写真を見ながら、その直前まで歓談されていました。ほかの招待者と比べて長い時間をかけて歓談されていたので、ふっと力が抜けてしまったのかもしれません」(前出・別の皇室記者) 

 その日も、両陛下のご歓談の時間は長引いていた。 

「うしろを歩く秋篠宮ご夫妻が両陛下に追いついてしまい、手持ち無沙汰に見受けられることもありました」(前出・別の皇室記者) 

“渋滞”の背景には、雅子さまのお人柄がある。 

「雅子さまは、サービス精神が旺盛で聞き上手でもあります。ですから招待客も興に乗ります。そうして予定より長引いても、職員が割って入るわけにはいきません」(宮内庁関係者) 

 今回の園遊会でも、パリ五輪のスケートボード金メダリスト・堀米雄斗(25才)に対し、雅子さまが「子供の頃、スケートボードを滑ったことがあります」と話されるなど、園遊会ならではのほがらかなエピソードが明かされた。 

「ですが、そのために予定時刻があってないようなものになれば、両陛下よりも遅く会場入りするのも、先に立ち去ることも絶対にできませんから、招待客の待ち時間はおのずと長くなる。そうしたなかで体調不良者が続出するようであれば、根本的に開催方法を変更することも検討すべきでしょう」(前出・別の皇室記者) 

ご歓談序盤には両陛下と秋篠宮ご夫妻の距離があった(2024年10月、東京・港区。撮影/JMPA)

ご歓談序盤には両陛下と秋篠宮ご夫妻の距離があった(2024年10月、東京・港区。撮影/JMPA)

園遊会が皇室への逆風に 

 雅子さまの熱心な歓談のスタイルの影響を直接的に受けるのは、前述したように、両陛下のすぐうしろを歩かれる秋篠宮ご夫妻だ。 

「今回の園遊会では、ご歓談の開始時、ご夫妻は両陛下と10m近い距離を取られていました。おいおい追いついてしまうことに配慮し、『工夫』されたのだと思います。 

 序盤はその距離を保てていましたが、後半、取材用マイクを付けた『特別誘導者』と呼ばれる招待客とのお話になると、両陛下の進みが一気に遅くなった。最終的には、両陛下のすぐ横にまで、秋篠宮ご夫妻が接近されることになりました。繰り返される“遅延”に、ご歓談直後に紀子さまが表情をこわばらせ、関係者の間に緊張感が走ったといいます」(前出・皇室記者) 

 歓談の時間も予定の20分を大幅にオーバーし、40分近くかかった。 

「多数の人が招かれる園遊会では、ほとんどの人は、両陛下はおろか皇族方からすらお声掛けされません。そんななかで、特定の人とばかり時間をかけて話し込まれる雅子さまの歓談スタイルに、不公平だという意見も噴出しかねない。 

 皇室と国民が直接触れ合う場であるはずの園遊会が、体調不良者を出すばかりか、皇室全体への逆風になりかねないことに、紀子さまは当惑され、悲憤の気持ちを抱かれているようです」(別の宮内庁関係者) 

 背景には、今年9月に成年を迎えられた悠仁さまの存在がある。悠仁さまの誕生日に先立つ7月、宮内庁長官が成年後のご活動について説明した。その折、「園遊会などの宮中行事以外の行事には、成年式以前であっても学業の都合がつけば参加される可能性がある」という見解を示した。 

「慣例的に、皇族が園遊会に参加されるのは大学を卒業してからでしたが、悠仁さまの『園遊会デビュー』はそう遠くないというわけです。早ければ来春の可能性もある。にもかかわらず、現状のままでは園遊会が皇室にとってマイナスに働く可能性があることに、紀子さまは刷新の必要性をお感じになっているようです」(前出・別の宮内庁関係者) 

 皇室は伝統に重きを置きがちだ。だが、“残す”べきものもあれば、時代に即して変えるべきものもある。 

女性セブン20241121日号 

関連記事

トピックス

広末涼子(時事通信フォト)
《時速180キロで暴走…》広末涼子の“2026年版カレンダー”は実現するのか “気が引けて”一度は制作を断念 最近はグループチャットに頻繁に“降臨”も
NEWSポストセブン
三笠宮妃百合子さまの墓を参拝された天皇皇后両陛下(2025年12月17日、撮影/JMPA)
《すっごいステキの声も》皇后雅子さま、哀悼のお気持ちがうかがえるお墓参りコーデ 漆黒の宝石「ジェット」でシックに
NEWSポストセブン
前橋市長選挙への立候補を表明する小川晶前市長(時事通信フォト)
〈支援者からのアツい期待に応えるために…〉“ラブホ通い詰め”小川晶氏の前橋市長返り咲きへの“ストーリーづくり”、小川氏が直撃に見せた“印象的な一瞬の表情”
NEWSポストセブン
熱愛が報じられた新木優子と元Hey!Say!JUMPメンバーの中島裕翔
《20歳年上女優との交際中に…》中島裕翔、新木優子との共演直後に“肉食7連泊愛”の過去 その後に変化していた恋愛観
NEWSポストセブン
金を稼ぎたい、モテたい、強くなりたい…“関節技の鬼” 藤原組長が語る「個性を磨いた新日本道場の凄み」《長州力が不器用さを個性に変えられたワケ》
金を稼ぎたい、モテたい、強くなりたい…“関節技の鬼” 藤原組長が語る「個性を磨いた新日本道場の凄み」《長州力が不器用さを個性に変えられたワケ》
NEWSポストセブン
記者会見に臨んだ国分太一(時事通信フォト)
《長期間のビジネスホテル生活》国分太一の“孤独な戦い”を支えていた「妻との通話」「コンビニ徒歩30秒」
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(EPA=時事)
《“勝者と寝る”過激ゲームか》カメラ数台、USBメモリ、ジェルも押収…金髪美女インフルエンサー(26)が“性的コンテンツ制作”で逮捕されなかった背景【バリ島から国外追放】
NEWSポストセブン
「鴨猟」と「鴨場接待」に臨まれた天皇皇后両陛下の長女・愛子さま
(2025年12月17日、撮影/JMPA)
《ハプニングに「愛子さまも鴨も可愛い」》愛子さま、親しみのあるチェックとダークブラウンのセットアップで各国大使らをもてなす
NEWSポストセブン
SKY-HIが文書で寄せた回答とは(BMSGの公式HPより)
〈SKY-HIこと日高光啓氏の回答全文〉「猛省しております」未成年女性アイドル(17)を深夜に自宅呼び出し、自身のバースデーライブ前夜にも24時過ぎに来宅促すメッセージ
週刊ポスト
今年2月に直腸がんが見つかり10ヶ月に及ぶ闘病生活を語ったラモス瑠偉氏
《直腸がんステージ3を初告白》ラモス瑠偉が明かす体重20キロ減の壮絶闘病10カ月 “7時間30分”命懸けの大手術…昨年末に起きていた体の異変
NEWSポストセブン
日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《独占スクープ》敏腕プロデューサー・SKY-HIが「未成年女性アイドル(17)を深夜に自宅呼び出し」、本人は「軽率で誤解を招く行動」と回答【NHK紅白歌合戦に出場予定の所属グループも】
週刊ポスト
ヴァージニア・ジュフリー氏と、アンドルー王子(時事通信フォト)
《“泡風呂で笑顔”の写真に「不気味」…》10代の女性らが搾取されたエプスタイン事件の「写真公開」、米メディアはどう報じたか 「犯罪の証拠ではない」と冷静な視点も
NEWSポストセブン