芸能

【全6局「人気女子アナ」同窓会#2】民放が参考にしていたNHKのアクセント

元NHK・内藤裕子アナが入局当時のエピソードを語る

元NHK・内藤裕子アナ(写真)や元フジ中村仁美アナら6人が入局当時の思い出を振り返る

 在京の民放キー局とNHKからOGが集結し、大同窓会を開催。NHK・内藤裕子アナ(1999年入局)、日本テレビ・馬場典子アナ(1997年入局)、テレビ朝日・石井希和アナ(2000年入局)、TBS・竹内香苗アナ(2001年入局)、テレビ東京・亀井京子アナ(2005年入局)、フジテレビ・中村仁美アナ(2002年入局)の6人が集まった。テレビで言えなかった知られざるエピソードをノンストップで語り尽くす。【全4回の第2回。第1回から読む】

 * * *

「メイク研修、あった?」

内藤:皆さん衣装はどうでした? 私は熊本時代は衣装もメイクもほぼ自前。給料のほとんどは洋服に消えて「制服があれば良いのに!」と本気で思っていました。拠点局の大阪に異動してスタイリストさんがついた時はホッとしましたよ。

中村:大阪とか東京など大きな拠点局だとスタイリストがつくんですね。

内藤:そうなんです。とはいえ私は身長が174cmでスタイリストさん泣かせでしたけど……。

中村:皆さん、「メイク研修」はありました?

竹内:私の代はなかったけど、下の代から始まりました。多分、私たちを見て「必要だ」と思ったんでしょうね(苦笑)。

馬場:私もなかったので悲惨でした。入社前までほぼスッピンで生きてきたから、カメラテスト前日に人事部長から「メイクをしてない女性がいますが、カメラの映りが変わるので気をつけましょう」と言われてもポカンとしてたんですよ。

 そしたら隣の人に「馬場ちゃんのことだよ」と教えてもらって。もう25年前のことですけどきっと“メイクして来い”って直接言うとセクハラになるから、当時も気をつけていたようで、遠回しに言われて気づかなかったんですよ。

中村:なるほど(笑)。だけどさ、教えてもらったメイクはすごく濃くなかったですか? だから私は少しずつ薄くして自分で変えてましたね。

竹内:フジテレビのアナウンサーさんはフリートークの技術もすごくて、切り返しがとても上手だった印象です。

中村:その代は凄かったですよね。

竹内:はい。“私はあんな風にできない”と卑屈な気持ちになっていました……。人気もすごかったから制作の方々からは「フジテレビみたいな感じで」と言われることも多く、頭を悩ませていました。

中村:でもフジテレビは言葉や選手名のアクセントはNHKさんを参考にしてましたよ。「NHKがアクセントを変えたからうちも変えよう」みたいな。『すぽると!』をやってた時はスポーツ選手の呼び方もNHKさんを参考にしていたので、フジテレビは常にNHKさん待ちでした。

内藤:そんな私は中継で「背景」を「拝啓」のアクセントで伝えてしまったことがあって、視聴者の方からお叱りの言葉があり、それ以来『アクセント辞典』を肌身離さずでした。

石井:ところでNHKさんはニュースで“ひと噛み”したら罰金っていうのは本当ですか?

内藤:そんな噂があるんですか? 罰金は絶対にありません。

関連記事

トピックス

新横綱・大の里(時事通信フォト))
《地元秘話》横綱昇進の“怪物”大の里は唯一無二の愛されキャラ「トイレにひとりで行けないくらい怖がり」「友達も多くてニコニコしてかわいい子だったわ」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ミスタープロ野球として、日本中から愛された長嶋茂雄さんが6月3日、89才で亡くなった
長島三奈さん、自身の誕生日に父・長嶋茂雄さんが死去 どんな思いで偉大すぎる父を長年サポートし続けてきたのか
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
金髪美女インフルエンサー(26)が “性的暴力を助長する”と批判殺到の「ふれあい動物園」企画直前にアカウント停止《1000人以上の男性と関係を持つ企画で話題に》
NEWSポストセブン
逮捕された波多野佑哉容疑者(共同通信)。現場になったラブホテル
《名古屋・美人局殺人》「事件現場の“女子大エリア”は治安が悪い」金髪ロングヘアの容疑者女性(19)が被害男性(32)に密着し…事件30分前に見せていた“親密そうな様子”
NEWSポストセブン
東京・昭島市周辺地域の下水処理を行っている多摩川上流水再生センター
《ウンコは資源》排泄大国ニッポンが抱える“黄金の資源”を活用できてない問題「江戸時代の取引金額は10億円前後」「北朝鮮では売買・窃盗の対象にも」
NEWSポストセブン
マッチングアプリぼったくり。押収されたトランプやメニュー表など。2025年5月15日、東京都渋谷区(時事通信フォト)
《あまりに悪質》障害者向けマッチングアプリを悪用した組織的ぼったくりの手口、女性がターゲットをお店に誘い出し…高齢者を狙い撃ちする風俗業者も
NEWSポストセブン
ブラジル公式訪問中の佳子さま(時事通信フォト)
《佳子さまの寝顔がSNSで拡散》「本当に美しくて、まるで人形みたい」の声も 識者が解説する佳子さま“現地フィーバー”のワケ
NEWSポストセブン
“じゃないほう”だった男の挑戦はまだまだ続く
「いつか紅白で『白い雲のように』を歌いたい」元猿岩石・森脇和成が語る有吉弘行との「最近の関係性」
NEWSポストセブン
白鵬の活動を支えるスポンサー企業は多いと思われたが…
白鵬「世界相撲グランドスラム」構想でトヨタ以外の巨大スポンサー離反の危機か? “白鵬杯”スポンサー筆頭格SANKYOは「会見報道を見て知った。寝耳に水です」
週刊ポスト
6月13日、航空会社『エア・インディア』の旅客機が墜落し乗客1名を除いた241名が死亡した(時事通信フォト/Xより)
《エア・インディア墜落事故》「ボタンが反応しない」「エアコンが起動しない」…“機内映像”で捉えられていた“異変”【乗客1名除く241名死亡】
NEWSポストセブン
金スマ放送終了に伴いひとり農業生活も引退へ(常陸大宮市のX、TBS公式サイトより)
《金スマ『ひとり農業』ロケ地が耕作放棄地に…》名物ディレクター・ヘルムート氏が畑の所有者に「農地はお返しします」
NEWSポストセブン