芸能

《キンプリ平野紫耀が脱退・退所を発表》ツアー最終日に見せた涙の背景に「ジャニーさんとの約束」

平野紫耀

スマホを片手に歩く平野紫耀

 11月4日、5人組アイドルグループのKing & Prince(以下、キンプリ)から平野紫耀(25)、神宮寺勇太(25)、リーダーの岸優太(27)が脱退することが発表された。キンプリは2023年5月22日で、5人での活動を終了。平野・神宮寺・岸は、同日でキンプリを脱退し、平野と神宮寺はジャニーズ事務所を退所。岸も2023年秋に退所するという。残された永瀬廉(23)と高橋海人(23)は、2023年5月23日から2人でキンプリとして活動する。

 キンプリは2015年に結成。当初は「Mr.King vs Mr.Prince」というグループ名で、「Mr.KING」と「Mr.Prince」という、2021年に脱退した岩橋玄樹を含めた3人組のユニット同士が競い合うコンセプトだった。

 2017年9月、事務所内で “もうデビューは打ち止め”という噂もささやかれているタイミングで、平野はイチかバチかの覚悟で故・ジャニー喜多川氏に直談判し、「6人でデビューしたい」という情熱をぶつけた。ジャニー氏も初めは「(平野は)ソロがいいんじゃない?」と言っていたが、最終的には「2組にはそれだけの人気と実力もある」と納得。2018年にデビューするに至った。

 キンプリは、ジャニー氏が生涯最後にデビューさせたグループ。ジャニー氏は、「Youたちは自分たちで全部決めてやればいいから、きっとそれが正解だから」とメンバーの自主性に任せてきた。

「キンプリのメンバーたちは、スタッフに言われるまま活動をこなすタイプのアイドルではありません。彼らは、楽曲のアレンジやジャケット写真、MVの監督など、細かな部分に至るまで、その多くを自分たちで決めているんです。

 それぞれの意見が合わず大変なときもありますが、そういった場面にもやりがいを感じているようです。平野さんは『何かが失敗したとき、周りの大人が怒られるんじゃなくて、僕たち自身が怒られたい。責任を持ってやれる幸せな環境だ』と話していました。きっと今回の脱退も、メンバー同士で十分話し合って出した結論なのでしょう」(芸能記者)

 キンプリは、デビュー当初から海外進出を目指して活動していた。それはジャニー氏との“約束”でもあった。まだジャニー氏が存命だった2019年5月に公開されたインタビューで、平野はこのように語っていた。

〈僕らの夢でもあるんですけど、ジャニーさんの夢でもある。ジャニーさんも87歳。あと何十年も一緒にいられるわけじゃないと思う。社長が生きているうちに、僕らが海外進出した景色を見せたい〉(日刊スポーツのインタビューより)

関連記事

トピックス

11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(右/読者提供)
【足立区11人死傷】「ドーンという音で3メートル吹き飛んだ」“ブレーキ痕なき事故”の生々しい目撃談、28歳被害女性は「とても、とても親切な人だった」と同居人語る
NEWSポストセブン
愛子さま(写真/共同通信社)
《中国とASEAN諸国との関係に楔を打つ第一歩》愛子さま、初の海外公務「ラオス訪問」に秘められていた外交戦略
週刊ポスト
グラビア界の「きれいなお姉さん」として確固たる地位を固めた斉藤里奈
「グラビアに抵抗あり」でも初挑戦で「現場の熱量に驚愕」 元ミスマガ・斉藤里奈が努力でつかんだ「声のお仕事」
NEWSポストセブン
「アスレジャー」の服装でディズニーワールドを訪れた女性が物議に(時事通信フォト、TikTokより)
《米・ディズニーではトラブルに》公共の場で“タイトなレギンス”を普段使いする女性に賛否…“なぜ局部の形が丸見えな服を着るのか” 米セレブを中心にトレンド化する「アスレジャー」とは
NEWSポストセブン
日本体育大学は2026年正月2日・3日に78年連続78回目の箱根駅伝を走る(写真は2025年正月の復路ゴール。撮影/黒石あみ<小学館>)
箱根駅伝「78年連続」本戦出場を決めた日体大の“黄金期”を支えた名ランナー「大塚正美伝説」〈1〉「ちくしょう」と思った8区の区間記録は15年間破られなかった
週刊ポスト
「高市答弁」に関する大新聞の報じ方に疑問の声が噴出(時事通信フォト)
《消された「認定なら武力行使も」の文字》朝日新聞が高市首相答弁報道を“しれっと修正”疑惑 日中問題の火種になっても訂正記事を出さない姿勢に疑問噴出
週刊ポスト
地元コーヒーイベントで伊東市前市長・田久保真紀氏は何をしていたのか(時事通信フォト)
《シークレットゲストとして登場》伊東市前市長・田久保真紀氏、市長選出馬表明直後に地元コーヒーイベントで「田久保まきオリジナルブレンド」を“手売り”の思惑
週刊ポスト
ラオスへの公式訪問を終えた愛子さま(2025年11月、ラオス。撮影/横田紋子)
《愛子さまがラオスを訪問》熱心なご準備の成果が発揮された、国家主席への“とっさの回答” 自然体で飾らぬ姿は現地の人々の感動を呼んだ 
女性セブン
26日午後、香港の高層集合住宅で火災が発生した(時事通信フォト)
《日本のタワマンは大丈夫か?》香港・高層マンション大規模火災で80人超が死亡、住民からあがっていた「タバコの不始末」懸念する声【日本での発生リスクを専門家が解説】
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「金の無心をする時にのみ連絡」「断ると腕にしがみついて…」山上徹也被告の妹が証言した“母へのリアルな感情”と“家庭への絶望”【安倍元首相銃撃事件・公判】
NEWSポストセブン
被害者の女性と”関係のもつれ”があったのか...
《赤坂ライブハウス殺人未遂》「長男としてのプレッシャーもあったのかも」陸上自衛官・大津陽一郎容疑者の “恵まれた生育環境”、不倫が信じられない「家族仲のよさ」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
NEWSポストセブン