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『Sister』瀧本美織 泥沼シーン撮影後に笑顔でバンザイする「オンオフの切り替えの早さ」

ロケ中の瀧本

ロケ中の瀧本

 12月22日に最終回を迎えるドラマ『Sister』(日本テレビ系)。『silent』(フジテレビ系)や『エルピス―希望、あるいは災い―』(フジテレビ系)など話題作が多く、「近年まれにみる豊作」と言われている今期ドラマの中でも、『Sister』はドラマファンの中で評判となっている。

 瀧本美織(31)と山本舞香(25)がダブル主演を務める同作は、一緒に暮らす仲良し姉妹であるスタイリストの姉・沙帆(瀧本)と妹の凪沙(山本)の“泥沼劇”となっている。ある日、凪沙は初恋の相手・陽佑(溝端淳平・33)と偶然再会。再び恋心を抱くものの、陽佑はなんと姉・沙帆の婚約者だったことを知る──というところからサスペンスストーリーが始まっていく。

 このドラマでの瀧本の“怪演”が大きな話題を呼んでいる。ドラマウォッチャーはこう言う。

「瀧本さん演じる沙帆は、最初は妹・凪沙と仲良くしていますが、陽佑が凪沙と出会ったことで一変。彼を異常なまでに愛するあまり、妹を夜中に拉致して襲わせたり、果ては、自作自演で交通事故に会い、記憶をなくしたふりまでするという役柄です。

 最近は『泣けるドラマ』や『社会派もの』がヒットを飛ばしてきた中で、かつての『昼ドラ』を彷彿とさせるドロドロの展開で、視聴者は毎回『ウソでしょ?』と突っ込みを入れながらも、目が離せなくなっているのです。

 瀧本さんといえば、2010年にNHKの朝ドラ『てっぱん』のヒロインに抜擢されて以来、元気で明るい清純派のイメージでしたがそれを一転させ、『Sister』では自分を信奉する男性を『犬』と呼び、妹を襲わせるなど“怖い女”の演技で視聴者の心を揺さぶっています」

 その『Sister』のロケ現場を本誌・週刊ポストはキャッチした。11月中旬の夕方過ぎ、都内のビル街の中で、ロケ隊に囲まれる瀧本と溝端がいた。居合わせた男性が当時の様子をこう話す。

「2人はシリアスな様子で会話するシーンを何度も撮影していました。長いセリフが続くようで、ワンカットを撮るのにもとても時間がかかっていましたね。瀧本さんは役柄のせいもあるのか、撮影の合間にも笑顔を一切見せず、見ているこちらも緊張してしまうほど重い空気が漂っていた。

 しかし、撮影が終盤にさしかかるとメイク直し中に笑顔を見せ始め、監督のOKが出たときにはその場にいた女性スタッフと満面の笑顔で『バンザイ』ポーズを見せたのです。そばで見ていた溝端さんもつい笑顔になっていました」

監督のOKが出たときの瀧本

監督のOKが出たときの瀧本

 “清純派”から一転、ダークヒロインを演じることとなった瀧本だが、その覚悟は並大抵のものではなかったという。芸能関係者が話す。

「番宣では『とことん役を楽しみたい』と語っていた瀧本さんですが、インタビュー中に突然泣き出してしまうこともあった。『激しいシーンを演じることが続いていて、役柄でも人を傷つけることが辛くて……』と謝っていたと言いますが、それだけしんどい撮影だったということです。

 現場では、ドロドロの内容とは反対に、カメラが回っていないところでは、主演2人のバースデーを祝ったり、スタッフも含めて談笑したりと『オンとオフ』の切り替えを大事にしているそうです」

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