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大坂なおみ、妊娠を電撃発表 出産後のキャリアは「テニスより起業家中心」か

再びコートで戦う姿は見られるのか(写真/AFP=時事)

再びコートで戦う姿は見られるのか(写真/AFP=時事)

 女子テニス元世界ランク1位の大坂なおみ(25)が1月12日、自身のSNSで妊娠していることを公表。大坂は1月16日開幕の「全豪オープン」は欠場するが、〈24年の全豪には出場しますので〉と早くも復帰を宣言した。

 昨年9月の東レパンパシフィック・オープンを途中棄権して以来、ツアーに出場しておらず、懸念の声があがっていた大坂。そうしたなかでの突然の“オメデタ報告”は、日本のみならず世界中のファンを驚かせた。

 しかし、テニス関係者からすると少々疑問の残る発表でもあったようだ。

「当初の投稿では気になるお相手の男性の名前や結婚するかどうかについては触れられていませんでしたが、かねて交際が報じられていたラッパーのコーデー(25)だとわかりました。出産後、ふたりが生活拠点も含めてどういった暮らしになるのかはまだ明らかになっていませんが、大坂本人は早い段階での競技復帰に前向きなコメントをしています。

 ただ、関係者の間では『そう簡単なことではないだろう』という声も強い。今後、彼女がどのようなキャリアを選択するのかに注目が集まりそうです」(スポーツ紙デスク)

 大坂は妊娠によって、しばらくはコートを離れることになる。今後、ハードなテニスでこれまでのように競技の第一線に戻れるかは不透明だが、米在住のジャーナリストは「何も問題はありません」と語る。

「大坂さんは世界ランク42位まで下がってしまいましたが、一方で米経済誌『フォーブス』の“2022年に世界で最も稼いだ女性アスリート”で1位(年収68億円)に輝いた。広告収入はもちろん事業の成功が大きい」

 大坂は自らを「起業家」と名乗るなど、近年はスポーツ選手という枠を超えて「経営者」としての才覚も発揮している。

「2021年にスキンケアブランドを立ち上げたほか、2022年にはこれまで契約していた大手マネジメント事務所・IMGとの契約を終えて自らスポーツエージェンシーを設立しました。そのエージェンシーはマネジメントだけでなく米国の人気スポーツ『ピックルボール』のチームに出資するなどして成功しています。今後はテニスより事業のほうにより注力する可能性が高いとも見られています」(米在住ジャーナリスト)

 実業家としての成功もまた彼女の魅力ゆえになせることだが、日本を代表するトップアスリートだけに、多くのファンは再びコート上で活躍する姿を見たいと願っているはずだ。

※週刊ポスト2023年1月27日号

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