和田竜二騎手も穴をあけるタイプ
その他ベテラン和田竜二騎手、斎藤新騎手、原優介騎手が続いている。進境著しい菅原明良騎手、永野猛蔵騎手の他、3月デビューの角田大河騎手も人気がない時こそ、しっかりマークしておきたい。総じて騎乗数の多い若手騎手が激走を呼ぶケースが多い中、騎乗数348回で12勝2着15回3着15回という杉原誠人騎手の3勝2着4回3着3回というのが光っている。
ちなみにリーディング上位騎手を見てみると川田将雅騎手が騎乗して馬券対象になったなかでは20.5倍が最高、C・ルメール騎手や福永祐一騎手も人気薄に騎乗する機会そのものがほとんどない。
そんな中でも戸崎圭太騎手は1勝クラスのレースで単勝60.5倍の11番人気馬を勝たせた他、横山武史騎手も2勝してオオバンブルマイしてくれたし、松山弘平騎手は単勝万馬券も出している。
騎手というのは「人気がないからこそオレの力で激走させてやる」──そういう人種なのだろう。
●ひがしだ・かずみ/競馬歴40年、一口馬主歴30年、地方馬主歴30年の競馬ライター。通算では中央160勝,重賞11勝でうちGⅠ4勝。地方は南関東から北海道、園田、高知まで合わせて200勝ぐらい。現在、出資・所有馬合わせて31頭。