大野はX社以外にも複数の会社の設立に関与しているが、そのうちの一社にはBさんの子供にちなんだ社名が付けられているという。
主な事業は不動産投資で、A氏は大野の資金を元手に都内で土地や物件を買い進め、次々とアパートやマンションを建てている。
「いずれも会社の代表はAさんで、経営や経理に無頓着な大野さんは彼にすべてを託しています。大野さんは彼に全幅の信頼を置いていますが、気づけばAさんの家族も経営に関与するようになり、大野さんが役員にすら入っていないことを疑問視する関係者は少なくありません」(前出・2人の知人)
沖縄で土地を探す際も、表立って動けない大野に代わって地元の設計士やデザイナーと打ち合わせを進めたのはA氏だった。
「大野さんは一時期、宮古島に一軒家を借りて、バカンスを楽しみながらBさんと沖縄で暮らす夢を語り合っていました。国民的アイドルとして多忙な日々を過ごしていた大野さんにとって、彼女と島でゆっくり過ごした日々はかけがえのない時間だったはず。しかし、幸せは長くは続きませんでした」(前出・2人の知人)
2019年1月に嵐が活動休止を発表する直前、2人は婚約を解消した。別れ話を仲裁したのもA氏だったという。
一時は嵐を辞めてまで一緒になろうとしたBさんと別れた大野に残されたのは広大な土地、そして2人で暮らすはずだった物件の設計図だった。
「当初の計画では敷地内に3棟の家を建て、そのうちの1つに大野さんとBさんで住むつもりだったようです。芸術家としての一面を持つ大野さんらしく、ギャラリーやアトリエも併設する予定だったとか。もう1つの棟にはAさんが住み、残る1棟は釣り客などに貸すペンションにして仲のいい友達を招くことも考えていたようです」(前出・2人の知人)
計画が頓挫したことで、放置された土地には長らく雑草が生い茂っていた。
「一時は土地を売却することも考えたようです。しかし、周囲で高級ホテルの開発が進み、地価が急騰したこともあり、貴重な土地を手放すのが惜しくなった。A氏の判断で開発を再開し、一昨年頃から本格的な工事が始まったといいます」(現地住民)
実際に現地を確認すると、X社の土地には白亜の邸宅が建ち、保健所に「宿泊施設」として届け出ていることもわかった。もう1棟も現在、外壁工事が急ピッチで進められ、2月中には竣工する予定という。
「美しいプライベートビーチに加えて、海と一体化したインフィニティプールも併設された高級感あふれる巨大なリゾート施設になる予定だといいます」(建築関係者)