国内

逮捕された一夫多妻男、9人の妻たちとの異様な生活 恐怖で支配し意のままに操る手口

スキンヘッドの渋谷容疑者(2006年に行われた会見)

スキンヘッドの渋谷容疑者(2006年に行われた会見)

 10代女性に性的暴行を加えようとした容疑で逮捕された74才の男は、17年前、一夫多妻男として世間に衝撃を与えた。そして現在も一夫多妻生活を続けていた。妻たちはなぜ男のもとを離れられないのか──。

「新東京百景」のひとつ、東京・多摩湖からほど近い住宅街の一角に、白い三角屋根の一戸建てがある。自宅に続く私道の入り口には、住人の手によってロープが張られ、よそ者を寄せつけないために「立入禁止」と書かれた札がくくりつけてある。

 この家の主は、2月7日に準強制性交等未遂容疑で逮捕された渋谷博仁容疑者(74才)。深夜には、複数の女性が呪文を唱える声が周囲に漏れる。この屋敷の奇妙さは地元ではよく知られており、近隣の住民たちはもう何年も“見てみないフリ”をしてきた。

「立入禁止」の札があるにもかかわらず、2月中旬の週末、宅配便の配達員が慣れた様子でロープをまたいで玄関まで歩いていった。インターホンを押すと、家の中から女性が出てきて対応した。しばらくすると、また別の女性が家から出かけ、そしてまた別の女性が帰ってくる。入れ替わり立ち替わり、多くの女性たちが出入りする──ここは男性1人、女性9人が暮らす「一夫多妻」の家なのだ。

 警視庁は博仁容疑者と、その元妻・渋谷千秋容疑者(43才)を前述の容疑で逮捕。

「昨年12月、千秋容疑者は同じ飲食店で働く10代女性に“いい占い師がいる”と話を持ちかけて、自宅に連れ込みました。自称“占い師”の博仁容疑者は、その女性にUFOの映像を6時間にわたり見せたうえで、“あなたは近々死ぬ。宇宙人に連れ去られて、皮をはがされて食べられる。死を回避するためには、私と性交するしかない”と性的暴行を加えようとした疑いがもたれています」(全国紙社会部記者)

 博仁容疑者は被害女性に対し、「この話を他人や警察に言ったら助からない」などと口止めしたうえで、「3日後にまたおいで」と誘っていた。しかし、彼女が家族に相談したことで事件が発覚。警視庁にはほかにも1件、博仁容疑者による同様の被害相談が寄せられており、余罪についても慎重に調べているという。

 博仁容疑者は逮捕時、同じ渋谷姓を名乗る40〜70代の女性9人と、彼女らとの間に生まれた3人の子供と同居する一夫多妻生活を送っていた。

関連記事

トピックス

1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト
『あんぱん』“豪ちゃん”役の細田佳央太(写真提供/NHK)
『あんぱん』“豪ちゃん”役・細田佳央太が明かす河合優実への絶対的な信頼 「蘭子さんには前を向いて自分の幸せを第一にしてほしい。豪もきっとそう思ったはず」
週刊ポスト
韓国アイドルグループ・aespaのメンバー、WINTERのボディーガードが話題に(時事通信フォト)
《NYファッションショーが騒然》aespa・ウィンターの後ろにピッタリ…ボディーガードと誤解された“ハリウッド俳優風のオトコ”の「正体」
NEWSポストセブン
「第65回海外日系人大会」に出席された秋篠宮ご夫妻(2025年9月17日、撮影/五十嵐美弥)
《パールで華やかさも》紀子さま、色とデザインで秋を“演出”するワンピースをお召しに 日系人らとご交流
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(左/共同通信、右/公式サイトより※現在は削除済み)
《“やる気スイッチ”塾でわいせつ行為》「バカ息子です」母親が明かした、3浪、大学中退、27歳で婚約破棄…わいせつ塾講師(45)が味わった“大きな挫折
NEWSポストセブン
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
NEWSポストセブン