これには民放テレビ関係者も、「大久保コーチは期待が大きいからこそ厳しい言葉を並べたと思いますが、YouTubeチャンネルであそこまで言うのはどうかなと。スイングスピードなどチームの機密情報を外に出す必要はない。坂本のプライドが傷つきますよ。チームの顔ですからね。特別扱いをする必要はないですが、もう少し配慮してもいいかなと感じます」と坂本に同情的な見方を示す。
坂本が門脇に遊撃のレギュラーを奪われるようだと、チーム内で扱いは難しくなる。他のポジションも埋まっており、途中出場でプレーするタイプの選手ではない。スポーツ紙デスクはこう語る。
「出場機会を失うようだと、トレードで欲しい球団が殺到すると思います。年俸はガクッと落ちますが、遊撃でまだまだ活躍できる。思い出されるのは2008年の二岡智宏(現巨人2軍監督)のトレード放出です。大型遊撃手として長年活躍し、選手会長を務めていましたが、ケガで戦列を離れている間に山本モナとの不倫騒動が発覚。巨人ファンから批判の声が上がり、高卒2年目だった坂本が正遊撃手になったことで同年オフに日本ハムへトレード移籍となった。坂本の実績は申し分ないが、度重なる女性スキャンダルで巨人ファンの心も離れている。結果を残せないようであればスタメンから外されるだろうし、門脇や他の遊撃手でメドがつくならトレード放出もあり得ない話ではない」
野球人生の岐路に立たされた坂本は、今年も「不動の遊撃手」に君臨できるだろうか。