医療減毛レーザー機器『スプレンダーX』
10年前とは隔世の感。痛くない脱毛マシン登場
こうしたブームを後押しするのは、新時代の脱毛マシンの存在もあるだろう。前出の今泉さんは次のように語る。
「昨年8月に発売された医療減毛レーザー機器『スプレンダーX』を導入したのですが、従来と比べて格段に性能が上がりました。
まず波長の違う2種類のレーザーをほぼ同時に当てられることで、色白肌から日焼け肌、細い毛から太い毛までオールマイティーに照射できるようになりました。そして大口径のスクエアスポットを使っているので、20分以内に全身脱毛ができるほどスピーディーな施術が可能に(VIOと顔は除く)。ジェルも不要です。患者さんはもちろん、施術者の負担も減りましたね」(今泉さん・以下同)
ヘッド部分に冷却&冷風機能が搭載されたことで痛みが大幅に軽減され、脱毛が“耐え忍ぶもの”ではなくなっているのも大きな特徴だ。
実際に記者が背中の脱毛体験をしてみると、すーっと肌の上を冷たい機械が滑るだけで痛みはゼロ。あまりに物足りなさを感じ、うなじも希望すると多少パチンと弾く感じはあったが、10年前に経験したときの痛みの10分の1くらい。ジェルも不要なのにヒリヒリしないのが不思議でならない。過去にサロン脱毛から医療脱毛まで5つのクリニックを渡り歩いてきた記者としては、隔世の感を禁じ得なかった。
「男性は、女性に比べて痛みに弱かったり、毛が焦げたようなにおいを不快に感じやすかったりするので、痛みを極力緩和しつつ吸煙機能のあるこの機種は男性患者にも好評です」