母親とのツーショットも見られた(写真は2022年)
B氏の実家は、福岡で化粧品などを扱う会社を営んでいる。B氏は家業の取締役にも就いていたが、羽生がプロに転向する前年に退任している。
「羽生さんがプロ転向を表明したのは昨年ですが、実際には2018年の平昌五輪以降、何度も頭をよぎったといいます。B氏には当時からその意思を漏らし、転向後に向けた準備を進めていたのかもしれません。B氏は福岡にあるスケートリンク存続のためのクラウドファンディングにも参加するなどスケートに対する情熱を持っており、草の根にスケートを広めていきたいと考えている羽生さんと共通している部分もある」(前出・スケート関係者)
仙台出身の羽生は、カナダに拠点を移していた時期を除いて、仙台で生活している。一見、福岡のB氏とは縁がないようにみえるが、両者をつないだのは、信頼していたコーチの存在だ。
「スケーターの先輩としても羽生さんが尊敬する中庭健介コーチ(41才)が、2010年代に長らく福岡で指導していました。時折羽生さんが福岡遠征することがあり、B氏とはそういったタイミングでつながりができたようです」(前出・スケート関係者)
本誌記者はB氏に羽生及びチームシリウスとの関係について尋ねたが「お答えすることはありません」と、言葉は少なかった。
チームシリウスの役員ではないが、羽生の信頼を勝ち取っている重要人物がC氏だ。
「C氏は日本テレビのディレクター。2015~2016年シーズンに羽生さんが『SEIMEI』を演じていたとき、狂言師の野村萬斎さん(56才)との対談をセッティングしたのがC氏だといわれています。羽生さんへの密着は10年以上で、インタビュアーを務めることもあります。羽生さんのお母さんのために、東京と仙台間のハイヤーを手配するなど、テレビ局員としての力強さもある」(前出・スポーツライター)
羽生のチャリティー活動を支えてきたのがC氏だという。
「『24時間テレビ』をはじめ羽生が出演するチャリティー番組は、日テレというケースが多い。その陰にはC氏の存在があるといわれています。3月10日から12日まで地元・宮城で開催されるアイスショー『notte stellata』も、日テレと地元のミヤギテレビの主催です」(前出・スポーツライター)
今年5~6月には『ファンタジーオンアイス』への出演が控えている。万全のサポートを得て、羽生は今後も挑戦を続ける。
※女性セブン2023年3月23日号