ライフ

日常生活に潜む「血圧が上がりやすい習慣」 暖房器具はこたつよりエアコンが低リスク

こたつから“よっこいしょ”と立ち上がる動作だけでも血圧は上昇するという(イメージ)

こたつから“よっこいしょ”と立ち上がる動作だけでも血圧は上昇するという(イメージ)

 血圧を気にし始めると、“何か特別なことをしなければ”という考えに傾きがちだ。だが、日常生活には「血圧が上がりやすい習慣」が多く潜んでいる。何気ない行動が招く高血圧リスクとは──。

暖房器具は「こたつ」より「エアコン」を

 冬から春に向かう季節の変わり目。朝晩は冷え込む日が続いている。地域によってはまだ暖房器具の出番があるが、電気・ガス代の高騰を受け、光熱費節約のためにエアコン使用を控えている人は多いかもしれない。

 しかし、そうした節約志向が「血圧の上昇」を招き、さらに大きな健康上のリスクにつながる可能性がある。高血圧専門医で、近著に『血圧が下がる人は「これ」だけやっている』(アスコム)がある日本歯科大学附属病院(内科)臨床教授・渡辺尚彦医師が指摘する。

「高血圧で受診される患者さんのなかにも、節約のため『こたつしか使わない』という人がいます。昨今の生活費の値上がりで大変なのはよく理解できますが、突然死を防ぐためにも室温管理は惜しんではいけません」

 渡辺医師によると、こたつから“よっこいしょ”と立ち上がる動作だけでも血圧は上昇するという。しかも、リスクはそれだけではない。

「寒い居室との温度差で、こたつから出た時に血圧が急上昇する“ヒートショック”になる恐れがあります。暖房をこたつに頼る生活は、居室で心筋梗塞や脳卒中を引き起こす危険な状況を生み出しかねないのです」(同前)

 部屋全体の温度を上げるエアコンを利用し、20℃くらいの室温を保つのが理想的だという。

関連記事

トピックス

俳優の水上恒司が真剣交際していることがわかった
水上恒司(26)『中学聖日記』から7年…マギー似美女と“庶民派スーパーデート” 取材に「はい、お付き合いしてます」とコメント
NEWSポストセブン
ラオスに滞在中の天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《ラオスの民族衣装も》愛子さま、動きやすいパンツスタイルでご視察 現地に寄り添うお気持ちあふれるコーデ
NEWSポストセブン
AIの技術で遭遇リスクを可視化する「クマ遭遇AI予測マップ」
AIを活用し遭遇リスクを可視化した「クマ遭遇AI予測マップ」から見えてくるもの 遭遇確率が高いのは「山と川に挟まれた住宅周辺」、“過疎化”も重要なキーワードに
週刊ポスト
韓国のガールズグループ「AFTERSCHOOL」の元メンバーで女優のNANA(Instagramより)
《ほっそりボディに浮き出た「腹筋」に再注目》韓国アイドル・NANA、自宅に侵入した強盗犯の男を“返り討ち”に…男が病院に搬送  
NEWSポストセブン
ラオスに到着された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月17日、撮影/横田紋子)
《初の外国公式訪問》愛子さま、母・雅子さまの“定番”デザインでラオスに到着 ペールブルーのセットアップに白の縁取りでメリハリのある上品な装い
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(AFLO/時事通信フォト)
「“穴持たず”を見つけたら、ためらわずに撃て」猟師の間で言われている「冬眠しない熊」との対峙方法《戦前の日本で発生した恐怖のヒグマ事件》
NEWSポストセブン
ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン
靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン
俳優の仲代達矢さん
【追悼】仲代達矢さんが明かしていた“最大のライバル”の存在 「人の10倍努力」して演劇に人生を捧げた名優の肉声
週刊ポスト
オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト