芸能

高倉健さん、親密な関係だった養女がテレビ初登場へ「高倉の語り部として前進して参ります」

生涯で200本以上の映画に出演した

生涯で200本以上の映画に出演した

「不器用ですから」というCMのせりふを体現するかのように、無骨な魅力を貫いた名優・高倉健さん(享年83)。彼の死後、ベールに包まれていた「養女」の素顔がついにテレビで披露されるという。なぜ、いまなのか──その内幕に迫る。

「これまで顔出しをためらっていた彼女が、とうとうテレビで素顔を解禁するようです。カメラの前で何を語るのか注目されています」(NHK関係者)

 4月上旬に放送されるNHKのドキュメンタリー番組『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』にゲスト出演する予定なのは、俳優・高倉健さんの「養女」として世間を賑わせた小田貴月さん(59才)。これまで表舞台を避けてきた彼女がついに姿を現すという。

 数々の映画に主演し、日本を代表する俳優として愛された健さんが悪性リンパ腫で亡くなったのは2014年11月。そのおよそ2か月後に『週刊文春』(2015年1月1・8日号)で、健さんの養女として名乗り出たのが33才年下の小田さんだった。

「健さんは1959年2月に江利チエミさん(享年45)と結婚したものの江利さんが重度の妊娠中毒症を発症する不幸もあり、子宝に恵まれず、1971年に離婚。以降、生涯独身を貫き、孤高の人として知られました。それだけに健さんが亡くなって突然、小田さんが養女をカミングアウトしたことに周囲の人々は呆然としました。彼女の存在を知っていたのはごく一部で、健さんの側近ですら高倉家の家政婦と思っていたんです」(芸能関係者)

 1964年に東京で生まれた小田さんは一時期、芸能界に籍を置いたものの、世界のホテルを紹介するライターに転身し、テレビディレクターもこなした。健さんとの出会いは後述するが、ふたりの“交際”は秘密裏のものだった。

「表舞台には一切立たず、健さんの身の回りの世話に徹していた小田さんが、養女として正式に養子縁組されたのは2014年5月でした。健さん自ら『長年世話になった人に財産を残したい』と弁護士に相談して決めたそうです。健さんが病床に伏してからは、小田さんがたったひとりで看護を続けて最期を看取った。そんな彼女に対し、死の直前の健さんが『ありがとう』と感謝の言葉を告げたことも小田さん自身が明かしました」(前出・芸能関係者)

 孤高の名優が誰にも知られることなく一途に思い、晩年を共に過ごした年下女性── だが、献身的で美しいイメージは徐々に崩れていく。健さんの親族が続々と異を唱えたのだ。

「小田さんは福岡で暮らす健さんの妹や姪、甥に健さんが亡くなったことを知らせず、密葬に参加できなかった親族は戸惑いました。親族が『せめてお骨を分けてもらえないか』と頼んでも彼女は応じませんでした」(映画関係者)

 健さんの死からわずか2か月後、小田さんは健さんに関する権利を管理する「高倉プロモーション」の社長に就任する。

「その後、古参の専務や事務員を解雇してオフィスを自分の顧問弁護士事務所に移すと、健さんのグッズ販売など権利関係のビジネスを始めました。彼女は40億円以上ともいわれる遺産をすべて相続する一方で、健さんの愛車やクルーザーを次々に処分。江利さんとの思い出が残る東京・世田谷の住居を取り壊してピカピカの豪邸を建て、鎌倉霊園にある江利さんとの間の水子の墓を撤去して更地にしました。まるで健さんの生きた証をなくすかのような行動に、親族や高倉プロの関係者の中には不信感を抱く人もいました」(前出・映画関係者)

関連キーワード

関連記事

トピックス

ガサ入れ報道のあった米倉涼子(時事通信フォト)
【衝撃のガサ入れ報道】米倉涼子が体調不良で味わっていた絶望…突然涙があふれ、時に帯状疱疹も「“夢のかたち”が狭まった」《麻薬取締法違反容疑で家宅捜索情報》
NEWSポストセブン
賭博の胴元・ボウヤーが暴露本を出版していた
《水原一平を追って刑務所へ》違法胴元・ボウヤーが暴露した“大谷マネー26億円の使い道”「大半はギャンブルでスった」「ロールスロイスを買ったりして…」収監中は「日本で売る暴露本を作りたい」
NEWSポストセブン
イギリス人女性2人のスーツケースから合計35kg以上の大麻が見つかり逮捕された(バニスター被告のInstagramより)
《金髪美女コンビがNYからイギリスに大麻35kg密輸》有罪判決後も会員制サイトで過激コンテンツを販売し大炎上、被告らは「私たちの友情は揺るがないわ」
NEWSポストセブン
"殺人グマ”による惨劇が起こってしまった(時事通信フォト)
「頭皮が食われ、頭蓋骨が露出した状態」「遺体のそばで『ウウー』と唸り声」殺人グマが起こした”バラバラ遺体“の惨劇、行政は「”特異な個体”の可能性も視野」《岩手県北上市》
NEWSポストセブン
米スカウトも注目する健大高崎・石垣元気(時事通信フォト)
《メジャー10球団から問い合わせ》最速158キロ右腕の健大高崎・石垣元気、監督が明かす「高卒即メジャー挑戦」の可能性
週刊ポスト
第79回国民スポーツ大会の閉会式に出席された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月8日、撮影/JMPA)
《プリンセスコーデに絶賛の声も》佳子さま、「ハーフアップの髪型×ロイヤルブルー」のワンピでガーリーに アイテムを変えて魅せた着回し術
NEWSポストセブン
大谷翔平の妻・真美子さん(写真/AFLO)
《髪をかきあげる真美子さんがチラ見え》“ドジャース夫人会”も気遣う「大谷翔平ファミリーの写真映り込み」、球団は「撮らないで」とピリピリモード
NEWSポストセブン
宮家は5つになる(左から彬子さま、信子さま=時事通信フォト)
三笠宮家「彬子さまが当主」で発生する巨額税金問題 「皇族費が3050万円に増額」「住居費に13億円計上」…“独立しなければ発生しなかった費用”をどう考えるか
週刊ポスト
畠山愛理と鈴木誠也(本人のinstagram/時事通信)
《愛妻・畠山愛理がピッタリと隣に》鈴木誠也がファミリーで訪れた“シカゴの牛角” 居合わせた客が驚いた「庶民派ディナー」の様子
NEWSポストセブン
大阪・関西万博を視察された天皇皇后両陛下(2025年10月6日、撮影/JMPA)
《2回目の万博で魅せた》皇后雅子さまの気品を感じさせるロイヤルブルーコーデ ホワイトと組み合わせて重厚感を軽減
群馬県前橋市の小川晶市長(共同通信社)
「ドデカいタケノコを満面の笑顔で抱えて」「両手に立派な赤ダイコン」前橋・小川晶市長の農産物への“並々ならぬ愛”《父親が農民運動のリーダー》
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷が“即帰宅”した理由とは
《ベイビーを連れて観戦》「同僚も驚く即帰宅」真美子さんが奥様会の“お祝い写真”に映らなかった理由…大谷翔平が見計らう“愛娘お披露目のタイミング”
NEWSポストセブン