カンヌ国際映画祭でグランプリにあたるパルム・ドールを獲得した『うなぎ』に主演した役所(1997年・左。写真/AFLO)
「何とも言えません…フフフ(笑)」
仕事に邁進してきた結果とはいえ、息子と向き合う時間がなかったことを後悔しているという役所は、最近、大きな決断をした。
「自宅の隣の土地を購入して、そこに息子さん夫婦の家を建設中なんです。今年の11月頃には完成する予定だといいます」(近隣住民)
そもそも役所は、芸能界屈指の“不動産王”と呼ばれるほど不動産購入に熱心だ。渋谷駅からほど近い場所に地下1階地上4階建てのビルを事務所名義で所有するほか、本人名義で都心近くのタワーマンションや都内の一等地に建つマンションなど複数所有している。自宅は都内の閑静な高級住宅地に建つ豪邸だ。
「純和風の高級料亭のような造りの3階建ての家で、築60年近い建物にかなり手を加え、耐震強度も含めてリフォームされたそうです。このあたりには芸能人がたくさん住んでいますが、役所さんの家はとりわけ豪華ですね。もともとの敷地は約130坪ですが、自宅購入の翌年には隣接する約90坪の土地も買い増ししました」(前出・近隣住民)
合わせて220坪もの広大な敷地。庭部分には2階建てのログハウスが建っている。
「役所さんは凝り性で、植木に凝ったり、大工仕事にハマったりして、日本庭園を整備したりしてきました。ログハウスも自分で手造りされたそうですよ」(前出・近隣住民)
そして買い増しした土地とは別に、昨年の夏に、前出の息子夫婦が住む家を建設するため隣接する土地を購入したのだ。つまり、自宅の土地を2方向に広げたことになる。地元の不動産業者によれば、
「約70坪の土地に地下1階地上2階、延べ300平方メートルの家が建つようですね。この地域は地価が高騰していますから、建物次第ではありますが、少なく見積もっても総額3億~4億円はくだらない豪邸になるでしょう」
というから、一般人には考えられない“息子孝行”になりそうだ。息子夫婦に土地と家を用意する一方で、役所は彼らとの“距離”に気を配っているという。
「息子夫婦にはあまり干渉しすぎないよう心がけているそうですよ。息子さんの新しい家の建設についても、口を出さないように気をつけているとか。それもあるのか、最近役所さんは時間ができると、地方に所有する山小屋で過ごすことが増えている。田舎で暮らし、東京で仕事をしてまた帰るという生活も視野に入れているようですよ」(役所の知人)