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エンタメや観光地に人出が戻ってきて嬉しい高田文夫氏、4年ぶりにラジオイベントも開催

日比谷公園でラジオイベント開催(イラスト/佐野文二郎)

日比谷公園でラジオイベント開催(イラスト/佐野文二郎)

 放送作家、タレント、演芸評論家、そして立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫氏が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、人出が戻ってきたエンタメについて綴る。

 * * *
 ゴールデンウィークを前にして観光地もエンタメも人出が戻ってきて嬉しい限り。私が企画プロデュースした志の輔・談春・志らく「立川流三人の会」(明治座)もすでに伝説と化すほどの大入り大盛況。昼夜で立ち見まで出て3000人の笑顔であふれました。感謝。人に集まってもらってこそのエンターテインメントです。きっとあれもこれもWBCの勢いで活気づいたのでしょう。さあそこでGW、私の大好きな連中も忙しくなってきました。

 宮藤官九郎作・演出『もうがまんできない』(大人計画)。3年前、無観客で収録したのである意味再演なのに初演。その間、色々脚本に手も入れたのでしょう。ほうっておいてもおかしな連中にクドカンが手とアイディアを加えるのですから相当面白いと期待できます。阿部サダヲ、荒川良々、皆川猿時なんてところに今一番うまいといわれる若手、仲野太賀が放り込まれます。東京は4月14日から5月14日、本多劇場。その後大阪公演もあります。

 美術の世界からみうらじゅんも黙っていられません。1万点以上が展示される「みうらじゅんFES・さらに増量! マイブームの全貌展」。4月15日から5月7日、所沢市民文化センター ミューズにて。展覧会と呼ばずFESなんだと当人は言う。「気分はロックバンド」らしく「マイ遺品ズ」と名乗っている。私も何回か行っているが、1日では見られぬその圧倒する分量(質はともなわず量のみで押してくる凄さ)。今回はコロナ禍のあいだひたすら描きつづけた「コロナ画」なるものが数百点あるという。もの好きにもほどがあると言われるが近々、所沢まで行ってこようと思う。

 そして私の方からラジオ好きな貴方に4年ぶりの開催。「Smile&Green やっと会えたね・ニッポン放送ラジオパークin日比谷2023」。長ったらしいけど早い話、日比谷公園にステージ作ったり、飲食エリア作ったりしてタダで2日間楽しめるイベントです。

 4月22日(土)と23日(日)。生放送をそこからやったり収録したり。22日は朝8時30分から「八木亜希子LOVE&MELODY」。徳光和夫ら出演。11時から『鶴光の噂のゴールデンリクエスト』。午後2時から「サンドウィッチマン」の生放送があって、3時からなんとなんと放送も収録もなしで無配信を条件に私とナイツとサンドが自由奔放すぎるトークin日比谷です。4時からは一之輔だったり、翌23日は三宅裕司や土田晃之らも伸び伸びトークです。ラジオ好きは集合でもしたら?

※週刊ポスト2023年4月28日号

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