和服姿も話題になった(共同通信社)
70年ぶりの戴冠式はあいにくの雨に見舞われたが、重厚感のある馬車に乗ってウェストミンスター寺院に向かうチャールズ国王とカミラ王妃の姿を沿道から多くの人が見守った。和服で参列された紀子さまは、多くの出席者のなかでもパッと目立つインパクトがあった。
「紀子さまは、松竹梅や四つ菱などの有職文様が描かれた薄いピンクの三つ紋の訪問着に、格調高い七宝に唐花文様の帯を絞められていました。モーニングコートをお召しの秋篠宮さまにあわせれば、よりフォーマルな色留袖…という選択肢もあったと思うのですが、チャールズ国王は今回、戴冠式の簡略化を提唱されていたので、格やフォーマル度にこだわらず衣装選びをされたのではないでしょうか」(前出・青木さん)
和装を選ばれたのは、紀子さまなりのお考えがあってのことだという。
「和服は海外で注目されますし、会話のきっかけにもなる。美智子さまも2012年にエリザベス女王の在位60年で訪英された際、昼食会で和服をお召しになりました。美智子さまを参考にされたのではないでしょうか」(宮内庁関係者)
前エリザベス女王と美智子さまをオマージュした紀子さまの装いの効果は、どのように表出してくるのか、今後、注目が集まる。