ライフ

100日で20kg減量インスタが人気のインフルエンサー・にーよんさん「ATMに腹が乗ってエラー」で一念発起

100日で20kg減量

100日で20kg減量に成功したにーよんさん

 家事や育児に追われるなか、ジムにも行かず、エステも使わず、100日間で20kgの減量に成功したのが、人気インフルエンサー・にーよんさんだ。彼女はどうやって多忙の中での減量に成功したのだろうか。にーよんさんに話を聞いた。【前後編の前編】

 * * *
「よく“育ちざかりの子供が5人もいて仕事もして、どうやって生活を回してるの?”って聞かれるんですが、実は長女に頼っている部分が大きくて。“これじゃあ家族の時間がなくなっちゃう”と弟たちのゲームやYouTube用のタブレットに制限時間を設定してくれたり、私にも“ルール設けないとダメだよ”とびしっとダメ出しをしてくれます。もはや一家の指導係(笑い)。娘よ、ごめん……と頭が上がらない日々です」(にーよんさん・以下同)

 152cmの小柄な体で弾けるような笑顔を見せるにーよんさんは、中1長女を筆頭に、小5長男、小1次男、5才三男、3才四男を育てる、熊本在住の40才・5児の母。「寝ているとき以外は誰かがけんかしたり泣いたりしている状態」という目が回るような生活を送るなか、ジムにも行かず、エステも使わず、100日間で20kgの減量を果たした話題の人物である。

 スリムな体を手に入れるまでの軌跡や、リバウンドと格闘する様子を逐一アップしたインスタグラムは大きな反響を呼び、たちまちフォロワー数約16万人の人気インフルエンサーになった。フォロワー全員でダイエットする「#によ部」企画では成功者が続出。昨年9月に発売された書籍『ダイエット母さん、20kgの脂肪をちぎり捨ててみた。マネするだけ5日間痩せプログラム』(KADOKAWA)は半年経ったいまなお爆売れ中だ。

「そもそも“素敵でもない普通の主婦”が本を出せるなんて思ってもみなかったので、素直に驚いています」

 そう言ってはにかむにーよんさんだが、そこに至るまでの道のりは、決して平坦なものではなかった。

自分のお腹の肉でATMがエラー表示

「私は4姉妹の3番目なんですが、もともと全員がふっくらしていて遺伝的に肥満になりやすいタイプ。中学生のときからぽっちゃり体形が気になっていて、いつもやせたいと思っていました。独身時代はジムに行ったり食事制限したりいろいろ試しましたが、どれも長く続かない。しかも27才で結婚した後は5人の子を産むたびに雪だるま式に体重が増えていったし、何より毎日忙しくてダイエットどころじゃなかったから、もう一生この体形なんだろうな、と諦めかけていました」

20kg減量したにーよんさん

20kg減量したにーよんさん

 しかしある日、その気持ちを一変させる事件が起こる。

「銀行のATMでお金を引き出そうとしたら、手ぶらだったのに『画面にものを置かないでください』とエラー表示が出て、よく見たら、画面に自分のお腹の肉が乗っていたんです。さすがに衝撃を受けました……(苦笑)。

 そのすぐ後で、一目惚れして買った服を着てみたらパツパツすぎて似合わない、なんてことも起きて。服なんて久しぶりに買ったのにその結果がこれなの? 私ってこんなに太ってるの?って現実を突きつけられて、このままずっと生きていくのは嫌だ! 本気でダイエットしよう、と決意しました。言わばショック療法ですね」

 結婚前は美容学校の講師として教壇に立ち、出産後もテレアポや飛び込み営業などで上位成績を競うなどバイタリティーにあふれて生きてきたにーよんさん。

 ダイエットにおいても「やる」と決めた以上は徹底的にリサーチを行い、最短距離でのゴールを目指した。

「大谷翔平選手の『目標達成シート』のようなマインドマップを作り、私はどうなりたくて、そのためには何が必要かを書き出していきました。どうやったら効率よくやせ体質になるのか、老けないようにスリムになる大人のダイエットのためには何が必要か。代謝の上げ方や筋肉の効率のいい鍛え方、食事面、メンタル面などあらゆる関連書籍を読み漁りました」

 マインドマップを書ききって着手したのは、「環境を変える」ことだった。

関連キーワード

関連記事

トピックス

高校時代の安福久美子容疑者(右・共同通信)
《「子育ての苦労を分からせたかった」と供述》「夫婦2人でいるところを見たことがない」隣人男性が証言した安福容疑者の“孤育て”「不思議な家族だった」
活動再開を発表した小島瑠璃子(時事通信フォト)
《輝く金髪姿で再始動》こじるりが亡き夫のサウナ会社を破産処理へ…“新ビジネス”に向ける意気込み「子供の人生だけは輝かしいものになってほしい」
NEWSポストセブン
中国でも人気があるキムタク親子
《木村拓哉とKokiの中国版SNSがピタリと停止》緊迫の日中関係のなか2人が“無風”でいられる理由…背景に「2025年ならではの事情」
NEWSポストセブン
トランプ米大統領によるベネズエラ攻撃はいよいよ危険水域に突入している(時事通信フォト、中央・右はEPA=時事)
《米vs中ロで戦争前夜の危険水域…》トランプ大統領が地上攻撃に言及した「ベネズエラ戦争」が“世界の火薬庫”に 日本では報じられないヤバすぎる「カリブ海の緊迫」
週刊ポスト
ケンダルはこのまま車に乗っているようだ(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
《“ぴったり具合”で校則違反が決まる》オーストラリアの高校が“行き過ぎたアスレジャー”禁止で波紋「嫌なら転校すべき」「こんな服を学校に着ていくなんて」支持する声も 
NEWSポストセブン
24才のお誕生日を迎えられた愛子さま(2025年11月7日、写真/宮内庁提供)
《12月1日に24才のお誕生日》愛子さま、新たな家族「美海(みみ)」のお写真公開 今年8月に保護猫を迎えられて、これで飼い猫は「セブン」との2匹に 
女性セブン
新大関の安青錦(写真/共同通信社)
《里帰りは叶わぬまま》新大関・安青錦、母国ウクライナへの複雑な思い 3才上の兄は今なお戦禍での生活、国際電話での優勝報告に、ドイツで暮らす両親は涙 
女性セブン
東京ディズニーシーにある「ホテルミラコスタ」で刃物を持って侵入した姜春雨容疑者(34)(HP/容疑者のSNSより)
《夢の国の”刃物男”の素顔》「日本語が苦手」「寡黙で大人しい人」ホテルミラコスタで中華包丁を取り出した姜春雨容疑者の目撃証言
NEWSポストセブン
石橋貴明の近影がXに投稿されていた(写真/AFLO)
《黒髪からグレイヘアに激変》がん闘病中のほっそり石橋貴明の近影公開、後輩プロ野球選手らと食事会で「近影解禁」の背景
NEWSポストセブン
秋の園遊会で招待者と歓談される秋篠宮妃紀子さま(時事通信フォト)
《陽の光の下で輝く紀子さまの“レッドヘア”》“アラ還でもふんわりヘア”から伝わる御髪への美意識「ガーリーアイテムで親しみやすさを演出」
NEWSポストセブン
ニューヨークのイベントでパンツレスファッションで現れたリサ(時事通信フォト)
《マネはお勧めできない》“パンツレス”ファッションがSNSで物議…スタイル抜群の海外セレブらが見せるスタイルに困惑「公序良俗を考えると難しいかと」
NEWSポストセブン
中国でライブをおこなった歌手・BENI(Instagramより)
《歌手・BENI(39)の中国公演が無事に開催されたワケ》浜崎あゆみ、大槻マキ…中国側の“日本のエンタメ弾圧”相次ぐなかでなぜ「地域によって違いがある」
NEWSポストセブン