芸能

“暴れる宮根誠司”を軌道修正する? “東大卒”フジ藤本万梨乃アナ、『Mr.サンデー』抜擢で高まる期待

フジ・藤本万梨乃アナには意外な一面も(写真/ロケットパンチ)

フジテレビの藤本万梨乃アナ(写真/ロケットパンチ)

 情報番組『Mr.サンデー』の新キャスターに抜擢されたフジテレビ藤本万梨乃アナ(27才)への期待が高まっている。いち早く藤本アナに注目していたコラムニストで放送作家の山田美保子さんがその魅力について綴る。

 * * *
 フジテレビの藤本万梨乃アナが7月より日曜夜の同局看板情報番組『Mr.サンデー』の新キャスターに就任することが23日にわかり、朝刊スポーツ紙や同WEBが大々的に報じている。やっと藤本アナの番が回ってきたのか…と個人的にとても嬉しく思っている。

 入社5年目となる藤本アナには「東大卒」、しかも「医学部」という経歴が良くも悪くも付きまとっていた。見た目はフジテレビらしい華やかなルックスだし、昨年4月からアシスタントを担当している『さんまのお笑い向上委員会』を見ればわかるように、明石家さんまを始めとする芸人の言動に“顔芸”と言うべきリアクションや、身をくねらせたり、大笑いしたりして応える底抜けの明るさを持ち合わせている。

 頭がいいし勘も鋭いからだろう。芸人らの“パターン”を決して邪魔せず、さんまのノリツッコミをフォローするような技ももっている。暴走する“3週目”のゲスト芸人の登場理由を改めてさんまから確認された際も、“わかっている”藤本アナはわざわざ台本に目を落とし、真面目なトーンで“段取り”を抑え直し、“仕切り”に協力したことさえあった。

 これまで同番組のアシスタントを務めてきた久代萌美、井上清華アナ、久慈暁子にはできなかった“ワザ”。久代はスタジオの外では“モニター横”の若手芸人に興味を示すことがあったようだし、井上アナは常に笑顔ではあった。が、久慈はずっと、自分の居場所はここではないというような見え方をしていたし、「鬼越トマホーク」のネタに対応できず泣いてしまった“事件”も……。そんな中、藤本アナは、「アキラ100%」の“ポロリ”にさえ大きく動じることはなかったのである。

 40代、50代になっている女性アナウンサーが若かりし頃には、こうしたワザを持っている者が少なくなかったが、いまの20代に、そういうタイプはほとんど見られないため、藤本アナのバラエティのスキルは余計に目立っていたのである。放送作家として“バラエティ班”が長い筆者は、いつか『~向上委員会』での藤本アナについてコラムを書こうと、ずっと彼女の名前を書いたメモをパソコンのモニターの端に貼っていたくらいなのだが、『Mr.サンデー』キャスターに抜擢され、やっと、たっぷり書けることになった。

コロナ禍でフジアナの出番が減った?

 近年、フジテレビの若手女性アナウンサーからはスターが出ていない。同時に、視聴者に人気が高かった三田友梨佳アナが今年3月に退社。同じく、音楽からスポーツ、バラエティまで同局の看板番組を担当し続け、『めざましテレビ』『めざまし8』を支えた永島優美アナが8年半にもわたる“朝の顔”を卒業。三田アナの退社に伴い、『Mr.サンデー』を担当していた山崎夕貴アナは、就任わずかで妊娠を発表し、産休に入る。山崎アナも三田アナや永島アナ同様、硬軟どちらの番組もやれる人。3人共、“パンアナ”でもある同局の大人気アナウンサーだった。

 井上清華アナは、こうしたスターアナウンサーの後継者で間違いないが、他が「足りていない」「追いついていない」印象だ。それは『THE SECOND~漫才トーナメント』で東野幸治の横に立ったのが宮司愛海アナだったことでもわかろう。スポーツ局の番組で取材力を磨き、カトパンの後、『Live News イット!』のメインキャスターに抜擢された彼女。筆者はスポーツ特番で仕事をしているが、ゲストのアスリートとのやりとりや、関ジャニ∞の村上信五との掛け合いも完璧だったことを憶えている。

関連記事

トピックス

防犯カメラが捉えた緊迫の一幕とは──
「服のはだけた女性がビクビクと痙攣して…」防犯カメラが捉えた“両手ナイフ男”の逮捕劇と、〈浜松一飲めるガールズバー〉から失われた日常【浜松市ガールズバー店員刺殺】
NEWSポストセブン
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《左耳に2つのピアスが》地元メディアが「真美子さん」のディープフェイク映像を公開、大谷は「妻の露出に気を使う」スタンス…関係者は「驚きました」
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(27)と伊藤凛さん(26)は、ものの数分間のうちに刺殺されたとされている(飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
「ギャー!!と悲鳴が…」「血のついた黒い服の切れ端がたくさん…」常連客の山下市郎容疑者が“ククリナイフ”で深夜のバーを襲撃《浜松市ガールズバー店員刺殺》
NEWSポストセブン
和久井学被告と、当時25歳だった元キャバクラ店経営者の女性・Aさん
【新宿タワマン殺人・初公判】「オフ会でBBQ、2人でお台場デートにも…」和久井学被告の弁護人が主張した25歳被害女性の「振る舞い」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
大谷翔平がこだわる回転効率とは何か(時事通信フォト)
《メジャー自己最速164キロ記録》大谷翔平が重視する“回転効率”とは何か? 今永昇太や佐々木朗希とも違う“打ちにくい球”の正体 肩やヒジへの負担を懸念する声も
週刊ポスト
『凡夫 寺島知裕。「BUBKA」を作った男』(清談社Publico)を執筆した作家・樋口毅宏氏
「元部下として本にした。それ自体が罪滅ぼしなんです」…雑誌『BUBKA』を生み出した男の「モラハラ・セクハラ」まみれの“負の爪痕”
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
米田
「元祖二刀流」の米田哲也氏が大谷翔平の打撃を「乗っているよな」と評す 缶チューハイ万引き逮捕後初告白で「巨人に移籍していれば投手本塁打数は歴代1位だった」と語る
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト
生成AIを用いた佳子さまの動画が拡散されている(時事通信フォト)
「佳子さまの水着姿」「佳子さまダンス」…拡散する生成AI“ディープフェイク”に宮内庁は「必要に応じて警察庁を始めとする関係省庁等と対応を行う」
NEWSポストセブン
まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト