●高所恐怖症

 高所に登ったとき、または高所にいる人や高層ビルを見ていると恐怖を感じてしまう症状。高い場所は危険だと本能的に感じる恐怖と違うのは、明らかに安全が確保された場所であっても柵を乗り越えて落ちる、床が崩れ落ちるといった、起こり得ないような事態を想像して恐怖を感じてしまう点。重症になると1m程度の高さでも足がすくみ、パニックや嘔吐症状が見られることもある。

 ドクターヘリでの撮影に「手汗がすごい」と新垣結衣(34才)。小栗旬(40才)はスマホのCM撮影で10mのらせん階段を上り「手汗かいてスマホ落とした」と。

新垣結衣も

新垣結衣

小栗旬

小栗旬

●閉所恐怖症

 閉ざされた狭い空間や場所に、極度の恐怖を感じてしまう症状。エレベーターや窓のない部屋、飛行機、MRI検査、高速道路、トンネル、遊園地の観覧車など、「逃げ出せないような閉塞感」によって引き起こされることが多い。一定の時間逃げ出せないという意味では、美容室や歯科医院、映画館も恐怖対象になり、閉塞感という意味ではダイビングスーツやフルフェイスヘルメットが恐怖対象になる例もある。症状には動悸や息苦しさ、吐き気、ふるえ、しびれ、冷や汗、めまいなどが挙げられ、一度経験した場所に対して「また起こったらどうしよう」という予期不安を起こすことも少なくない。

 パパラッチ対策で車のトランクに身を潜めたことで閉所恐怖症になったという水野美紀(48才)。永山瑛太(40才)は閉所恐怖症で飛行機が苦手。必ず窓側に乗るそう。

水野美紀

水野美紀

永山瑛太

永山瑛太

●動物恐怖症

 特定の動物を見たり触れたりすることで制御不能な恐怖心に襲われ、拒絶反応を起こす状態のこと。症状としては胸の痛みや動悸、めまい、吐き気、発汗、ふるえ、硬直、叫喚などが挙げられる。きっかけは「犬にかまれた」「鳥に飛びかかられた」など経験に基づくこともあれば、「ハチに刺されたら死ぬ」といった妄想、「ヘビの見た目が怖い」「ゴキブリの動きが不気味」といった本能的な嫌悪感から発症することもある。

●先端恐怖症

 針、鉛筆、ピン、はさみ、傘の先端など、先端が尖ったものが視界に入ると強い恐怖を感じる状態。尖ったものが目に入ってくるような錯覚を覚えたり、めまいや吐き気、失神などの症状が現れることもある。問題は、注射器やメスなど尖ったものを使う診療行為にも苦手意識を持ちやすい点。足が遠のき病状が悪化する人もいる。

●嘔吐恐怖症

 嘔吐に対して強い不安感や恐怖を持つ状態。過去に自身が嘔吐して苦しい思いをしたり、他人の嘔吐を目撃して激しい嫌悪感を抱いたりして発症することが多い。不安が高じると嘔吐のリスクを考え、外食や外出ができなくなったり、食事自体が困難に。つわりへの恐怖から結婚や妊娠に対して前向きになれないケースもある。

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