梅村氏がAさんに送った謝罪メール
「自分に対して大変な思いでいっぱい」
さらに当時、Aさんを驚かせたのは、梅村氏がツイッターに謝罪文を投稿する数時間前にAさん宛てに送られてきた謝罪メールだったという。
「きちんと推敲をしていないのか、メールの文章の日本語がおかしいのです」(Aさん)
たしかにその文面を見ると、
〈メールでいただいたみなさんのお気持ちのひとつひとつを踏みにじるようなことをしてしまったのだなと、自分に対して大変な思いでいっぱいです〉
〈Aさん(メールでは実名、以下同)に与えてしまった傷をいやすことが難しいかわりにAさんがお忙しいなかで私に教えてくださった大切なことを忘れず日々の仕事に向き合いたい〉
などとあり、〈自分に対して大変な思い〉といった文言の意味がよくわからない。
「最初はポエムかと思いました。本当に何が問題かを理解して謝罪しているとは思えませんでした」(Aさん)
今回のウィシュマさんに関する発言についての見解や“不幸の手紙”騒動当時の対応について見解を問うたところ、5月24日に梅村氏は事務所を通じて「現在、日本維新の会党規委員会にて意見聴取を受けている状態ですので、取材は差し控えさせて頂きます。事情につきまして、ご理解を賜りますことを何卒宜しくお願い致します」と回答。 Aさんはこう話す。
「今回の問題発言にしても、いまだに国会での発言の明確な根拠を示すこともないし、かといって謝罪や反省を表明するわけでもない。検察庁法改正案の騒動の時から、何も反省せず進歩していないのではないか、と思えてしまいます」
※週刊ポスト2023年6月9・16日号