芸能

中居正広と木村拓哉、男闘呼組への敬愛 SMAPとともに“不遇の時を過ごした”ことへの共鳴

『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』に今年3月、出演した男闘呼組。(写真は男闘呼組のインスタグラムより)

『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』に今年3月、出演した男闘呼組。(写真は男闘呼組のインスタグラムより)

 それは、突然の出来事だった。5月25日、愛知県名古屋市で開催された男闘呼組のライブ。ファンの興奮も冷めやらぬ中、アンコールで歌ったのはSMAPの大ヒット曲『夜空ノムコウ』。サプライズの演奏が終わると、ボーカル兼ベーシストの高橋和也(54才)がこう叫んだ。

「今日はおれたちの大事な後輩、中居が来てくれてます!」

 次の瞬間、1階席の後方にスポットライトが当たり、ファンの視線が一斉に注がれた。そこにいたのは、薄い色のサングラスをかけ、はにかむ中居正広(50才)だった。

 ゆっくりとステージに上がった中居は、メンバーの岡本健一(54才)、高橋、成田昭次(54才)、そしてリーダーの前田耕陽(54才)の順にがっちりとハグを交わす。さらに、「男闘呼組の広報をしています中居です」と冗談を飛ばし「30年ぶりに男闘呼組のライブを拝見し、昔の匂いを思い出しました」「男闘呼組は終わったわけじゃありません。まだまだ続きます。ぜひとも見届けていただきたいと思います」とスピーチし、会場を大いに沸かせたのだった。

 中居の言葉にあったように、男闘呼組がライブを行うのは約30年ぶり。ジャニーズ事務所にあってアイドルとは一線を画した本格的なロックバンドという異色の存在だった男闘呼組は、1988年にデビューするや否や、日本の音楽シーンに鮮烈な印象を残す。しかし、1993年に突如活動を休止。事実上の解散だった。

 だが、メンバーの心の中では“ロックへの灯火”は消えていなかった。2022年7月、『音楽の日2022』(TBS系)にサプライズ出演し、久々のステージを披露。さらに、2023年8月までの期間限定で再結成することも発表し、今年4月から『男闘呼組 2023 THE LAST LIVE』と題したツアーをスタートさせた。

「活動休止後、ボーカル兼ギターの成田さんは芸能界を引退していたのですが、2019年にジャニー喜多川氏のお別れ会でメンバーに再会。久しぶりの再会だったにもかかわらず、何の違和感もなく昔のように仲よく語り合えたそうで、そこから再結成の話が進んでいきました」(音楽関係者)

関連記事

トピックス

9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
悠仁さまが学園祭にご参加、裏方として“不思議な飲み物”を販売 女性グループからの撮影リクエストにピースサイン、宮内庁関係者は“会いに行ける皇族化”を懸念 
女性セブン
V9伝説を振り返った長嶋茂雄さんのロングインタビューを再録
【長嶋茂雄さんロングインタビュー特別再録】永久不滅のV9伝説「あの頃は試合をしていても負ける気がしなかった。やっていた本人が言うんだから間違いないよ」
週刊ポスト
山尾志桜里氏(=左。時事通信フォト)と望月衣塑子記者
山尾志桜里氏“公認取り消し問題”に望月衣塑子記者が国民民主党・玉木代表を猛批判「自分で出馬を誘っておいて、国民受けが良くないと即切り捨てる」
週刊ポスト
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
オンラインカジノを利用していたことが判明した山本賢太アナウンサー(ホームページより)
フジテレビ・山本賢太アナのオンラインカジノ問題で懸念される“局内汚染”「中居氏の問題もあるなかで弱り目に祟り目のダメージになる」
週刊ポスト
「〈ゆりかご〉出身の全員が、幸せを感じて生きられるのが理想です。」
「自分は捨てられたと思うのは簡単。でも…」赤ちゃんポスト第1号・宮津航一さん(21)が「ゆりかごは《子どもの捨て場所》じゃない」と思う“理由”
NEWSポストセブン
都内の人気カフェで目撃された田中将大&里田まい夫妻(時事通信フォト/HPより))
《ファーム暮らしの夫と妻・里田まい》巨人・田中将大が人気カフェデートで見せた束の間の微笑…日米通算200勝を目前に「1軍から声が掛からない事情」
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
2013年大阪桐蔭の春夏甲子園出場に主力として貢献した福森大翔(本人提供)
【10万人に6例未満のがんと闘う甲子園のスター】絶望を支える妻の献身「私が治すから大丈夫」オリックス・森友哉、元阪神・西岡や岩田も応援
NEWSポストセブン
ブラジル公式訪問中の佳子さま(時事通信フォト)
《佳子さまの寝顔がSNSで拡散》「本当に美しくて、まるで人形みたい」の声も 識者が解説する佳子さま“現地フィーバー”のワケ
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
NEWSポストセブン