現在の男闘呼組(成田のInstagramより)
「かつて木村さんのトレードマークになっていた長髪やピアスも、岡本さんの影響が大きい。アイドルらしからぬルックスであっても“やりたいようにやればいい”という岡本さんのアドバイスが木村さんの支えになっていたそうです」(前出・芸能関係者)
わずか数年で解散状態となった男闘呼組は、なぜこれほどまでに元SMAPの面々から慕われているのだろうか。当時を知る関係者が明かす。
「かつて木村さんはそこにいるだけで目立つ存在で、先輩から目をつけられやすかった。当時、圧倒的に人気があった光GENJIのメンバーからは、木村さんがいちばんきつくあたられていましたね。たびたび皆のいる前で厳しい言葉を投げかけられることもあり、木村さんもその理不尽な“仕打ち”には気づいていました。SMAPと共に、光GENJIの陰に隠れ、“不遇なときを過ごした”という部分で共鳴していた男闘呼組に心を寄せていたんです」
木村がギターを始めるきっかけになったのも岡本が影響しているという。
「なんでも岡本さんからギターをもらったのを機にコードを覚え始めたそうなんですよ。さらに木村さんは成田さんからもギターを教わっていて、男闘呼組の活動休止後、成田さんが結成したバンドのCDも車に積んで聴いていたそうですよ」(前出・芸能関係者)
先輩との関係性を口にする機会が少ないことで知られる草なぎ剛(48才)でさえ、男闘呼組のメンバーには特別な思いがあるようだ。
「草なぎさんは、現在、バラエティー番組『草なぎやすともの うさぎとかめ』(読売テレビ)で、漫才コンビ『海原やすよ ともこ』と共演しています。ともこさんは、前田さんの奥さまなんですよ。
2年ほど前だったでしょうか。この番組が始まるにあたり、草なぎさんは“ともこさんは、自分がお世話になった先輩の奥さまですよね”と触れていました。彼が公の場でこのようなことを言うのは珍しいので、男闘呼組に面倒を見てもらったという気持ちが大きいのでしょう」(前出・当時を知る関係者)
冒頭のライブでは、高橋は「持つべきものは力のある後輩!」と中居を持ち上げ、会場の笑いを誘ったが、これはまんざら冗談でもなさそうだ。
「男闘呼組のメンバーは元SMAPのメンバーを誇りに思っているんです。その気持ちは、成田さんは、昔は“中居”と呼び捨てしていたのに、いまは“中居さん”とか“中居くん”と呼んでいることにも表れているでしょう。一方でいまも自分たちを慕ってくれる弟分であることに変わりはない。“尊敬しているかわいい後輩”といったところでしょうか」(前出・当時を知る関係者)
情けは人のためならずとはまさにこのこと。先輩と後輩の絆は30年の時を経て、いまもなお固く結ばれている。
※女性セブン2023年6月15日号