猿之助のご乱行は、コロナ禍の緊急事態宣言下でもお構いなしだった。
「コロナ禍の期間中、関東近郊の海沿いの隠れ家的な高級ホテルを一棟貸し切ったり、都心の高級シティホテルのスイートルームを使って、ドンチャン騒ぎをしていましたからね。コロナ感染がわかり、歌舞伎公演を休演せざるを得なくなったと聞いたときには“あーやっぱり”と思いました」(別の澤瀉屋関係者)
前出の劇場関係者が続ける。
「公演の打ち上げなどの宴席は、役者や裏方など舞台関係者だけが内々で集まります。猿之助さんを中心とした“仲間たち”だけの集まりです。そうした場で猿之助さんに酔いが回ると、若い人たちに服を脱ぐよう指示して、裸にし、それをうれしそうに眺めることが少なからずありました。上半身裸ではなく、パンツまで脱いで、素っ裸です」
そんなあられもない姿で、猿之助の要求はエスカレートしていく。
「踊らせたり、はしゃがせたり、お酒を飲ませたりするんです。その宴会の場所がホテルの一室なら“お風呂に入りなさい”と声をかけられ、猿之助さんがジッと見る。そして“そのまま泊まっていきなさい”とすすめられるんです。
そうした異様な場面には多数の人が居合わせていて、目撃しています。にもかかわらず『女性セブン』で濃厚セクハラが報じられた後も、そうした実態について誰も声を上げたりせず、見て見ぬフリがまかり通ること自体、歌舞伎界の醜悪さの証拠ではないかと思います」(前出・劇場関係者)
代役・隼人を自宅まで手厚く送迎
「猿之助がまだ学生の頃でした。稽古場で弟子に向かって『弟子なんか家畜だからな! お前らは家畜だよ!』と叫んだことがあったんです。たしかに門閥の御曹司は生まれながらに、自分を支える弟子を持ちます。それを逆手に取り、年が若いのにこんなことを言うようでは、将来が思いやられると感じました」(別の歌舞伎関係者)
猿之助の「権力」の使い方には、どこか陰湿なところがある。
「相手の立場を見定めて態度を使い分けていることです。中村隼人や中村壱太郎(32才)といった歌舞伎界のサラブレッドや、芸能界の有名俳優たちには、“才気溢れる明るいナイスガイ”の一面しか見せません。実際、面倒見もよく気遣いの人でもあるので、歌舞伎界、芸能界に猿之助を慕う人間は多いです」(前出・別の澤瀉屋関係者)