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「適切な治療をしてくれる歯科医」の見つけ方 信頼できる経歴は“大学病院の講師経験”

歯科医の見つけ方

歯科医の見つけ方の中でも重要な項目として、“大学病院の講師経験”がある

 厚生労働省が2021年に行った「医療施設(動態)調査」によれば、日本における歯科診療所は6万7899施設で、コンビニの数よりも1万軒も多い計算になる。厄介なのは、コンビニのように、どこに行っても同一のサービスが受けられるとは限らないということ。収益のために自費治療をすすめるような歯科医もいるのだ。

 利益や収入ではなく目の前の患者としっかり向き合い、適切な方法でしっかり治療してくれる歯科医はどう見つけるべきなのか。スウェーデン・デンタルセンター院長の弘岡秀明さんは、「信頼できる肩書」を指標にしてほしいとアドバイスする。

「きちんとした学会の専門医であることもひとつの判断基準になる。『日本歯周病学会』『日本臨床歯周病学会』の専門医は信頼がおける。電話で問い合わせてみるといいでしょう」(弘岡さん)

 東陽町歯科医院院長の大谷直さんは経歴に注目すべしと説く。

「大学病院の兼任講師や非常勤講師として現役で働いていたり、過去にそういった経験のある先生はおすすめできる。その分野の研究や実績を充分積み上げたうえで、病院からの辞令により任命されているからです。目安にするなら、専門医資格より、こちらの方が信頼できます。また、もしママ友など、知人に歯科医院の受付や歯科衛生士として働いている人がいたら、さりげなく『あなたはどこの歯科医院に通っているのか』と聞く。現場で働いている人が通うのは、いい歯科医院である証拠です」(大谷さん・以下同)

 いいクリニックが見つかったら、早速足を運んでみよう。

「予約は電話でした方がクリニックの雰囲気がわかります。また、実際に行って治療を受けてみて少しでも疑問を感じたり、おかしいと思ったらほかの歯科医のセカンドオピニオンを受けることも重要。歯科治療は選択肢が多く、値段にも幅があるため万人に適した治療はありません。納得のいく歯科医のもと、治療を受けてください」

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