フジコたち(公式HPより)

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広がる個人の尊重とキャリアの自由度

 さらに、この2つの狙い以上に注目すべきは、制作サイドがアナウンサーや女子大生タレントの活用を躊躇しなくなった背景。

 年末恒例の「好きなアナウンサーランキング」は、従来のアナウンサー像とは異なる奔放な発言で知られるテレビ朝日・弘中綾香アナが4連覇達成中のほか、2位のフリー・有働由美子アナ、3位のTBS・江藤愛アナ、4位の日本テレビ・岩田絵理奈アナなど、さまざまな年齢層、キャリア、キャラクターのアナウンサーが選ばれるものに変わりました。

 2010年代後半あたりから美ぼうだけでなく、アナウンス力や人柄なども見てファンが増えていくケースが定番化したこと。また、番組アカウントだけでなく個人のインスタグラム活用にも前向きで、同性のファンが増えているため、個人のエッセイやフォトブックなどを発売するアナウンサーも珍しくなくなりました。

 つまり、現在アナウンサーは「タレント未満、一般人以上」というポジションで認識されていて、その立ち位置はネット上のインフルエンサーにも似ているため若年層も違和感なく受け入れやすいのでしょう。

 今年3月で森香澄アナが27歳の若さでテレビ東京を退社し、多くのフォロワーを持つインフルエンサーのように活動していることも、最近のアナウンサーをめぐる象徴的な現象の1つ。アナウンサー個人が尊重され、SNSで自己PRするのも当然という時代になり、アナウンサーとしての成功だけでなく、留学や他業種転身などキャリアの自由度が広がっています。

制作サイドに消費されなくなった

 その「タレント未満、一般人以上」というポジションや、キャリアの自由度が広がっていることは、女子大生タレントにも共通しています。女子大生タレントとして突っ走るのもよし、女優やグラドルなどを目指すもよし、芸能活動で得た人脈や知名度を武器に実業家になるのもよし。アナウンサーも女子大生タレントも、「ただ制作サイドに使われて消費させられているだけ」というイメージが薄れ、実際に本人たちは生き生きとした姿を見せています。

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