芸能

アジア人初の『コーチェラ』ヘッドライナーを務めたBLACKPINK “音楽界きってのBLINK”土岐麻子が魅力を語る

 4月に世界的な音楽フェスである「コーチェラ・フェスティバル」でアジア人初のヘッドライナーを務め、4月と6月の日本公演も大盛況だったBLACKPINK。世界を魅了し続ける彼女たちの秘密に迫る。

 なぜBLACKPINKは国籍と世代を超えて愛され続けるのか。“音楽界きってのBLINK”である歌手・土岐麻子は、その魅力をこう語る。

「ファンであり、アーティストとしても憧れています。不思議な感覚なんですが、私にとってBLACKPINKは日々の生活に彩りを与えてくれる存在です。仕事柄、次はどんな曲がくるのかなと分析してしまうことも。恐らくですが、綿密に練られた計画的な楽曲やプロモーションがあり、カムバック(活動再開)するたびにいい意味で驚かされます。コンサートには10〜60代まで幅広いファンがいて、変化を追い求めることの正しさを教えてくれるので刺激になっています。

 自分がバンドに憧れて音楽を始めた青春時代を思い出されるんです。キラキラとした一瞬のきらめきがあって、彼女たちを通して、若さやエネルギーや友情など、すごく貴重なものを受け取っている気がします。快進撃を続けていますが、体調に気をつけながらこのまま突き進んでほしい。今年のコーチェラで見せてくれたような、もっと自由で開けた表現に期待したいです!」

 彼女たちの活動を年表で振り返ってみよう。

●2016年

各新人賞を総なめに(写真/アフロ)

各新人賞を総なめに(写真/アフロ)

8月8日 ファーストシングルアルバム『SQUARE ONE』をリリース
 『BOOMBAYAH』『WHISTLE』MV公開
8月14日 SBS人気歌謡で『BOOMBAYAH』初パフォーマンス
12月〜 第18回Mnet Asian Music Awards、第8回Melon Music Awards、第1回Asia Artist Awardsを含む多数の音楽賞で新人賞を受賞

●2017年
1月15日 ファンダム名が“BLINK”に決定
1月31日 デビュー曲『BOOMBAYAH』のMVが1億回再生を突破
6月22日 ファーストシングル『AS IF IT’S YOUR LAST』をリリース
 MVがYouTube公開から約17時間で1000万回再生を突破
7月20日 日本武道館にて初来日公演「BLACKPINK PREMIUM DEBUT SHOWCASE」を開催
8月30日 日本ファーストミニアルバム『BLACKPINK』をリリースし、日本デビュー
9月11日オリコンのアルバム週間ランキングで初登場1位を獲得

●2018年
1月6日 「BLACKPINK HOUSE」配信スタート
6月14日 『DDU-DU DDU-DU』のMVが公開
6月15日 ファーストミニアルバム『SQUARE UP』をリリース
7月〜8月 日本にて「BLACKPINK ARENA TOUR 2018」を開催
11月12日 ジェニーが『SOLO』でメンバー初のソロデビュー
12月24日 京セラドーム大阪にて「BLACKPINK ARENA TOUR 2018 “SPECIAL FINAL IN KYOCERA DOME OSAKA”」を開催。海外ガールズグループ史上初となる京セラドーム大阪公演

●2019年

コーチェラに女性K-POPグループとして初参戦(写真/アフロ)

コーチェラに女性K-POPグループとして初参戦(写真/アフロ)

4月5日 セカンドミニアルバム『KILL THIS LOVE』をリリース
4月7日 わずか2日と14時間でタイトル曲『KILL THIS LOVE』のMVの再生回数が1億回を突破、当時史上最速で1億回再生を突破したMVとなった
4月12日、19日 アメリカのカリフォルニアで行われた野外音楽フェスティバル「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル」にK-POPガールズグループとして史上初めて出演
12月4日 「BLACKPINK 2019-2020 WORLD TOUR IN YOUR AREA in JAPAN」東京ドーム公演を開催。初の東京ドーム公演。K-POPガールズグループの中で史上4組目

●2020年
5月29日 レディー・ガガと組んだ楽曲『Sour Candy』を世界同時配信。世界57カ国のiTunesチャートで1位を獲得
6月26日 ファーストフルアルバム『THE ALBUM』の先行公開曲となるプレリリースシングル『How You Like That』をリリース。MVは24時間で8630万回再生を突破し、公開から約32時間で1億回再生を突破。これは「24時間で最も多く視聴されたYouTube動画」、「最も早く1億回再生を超えたYouTube動画」であり、これを含む5部門でギネス記録に認定される
8月28日 セレーナ・ゴメスがフィーチャリングとして参加したセカンドシングル『Ice Cream』をリリース
10月2日 ファーストフルアルバム『THE ALBUM』をリリース。アルバムが100万枚以上の売上を達成した初めてのK-POPガールズグループとなった
10月14日 Netflixオリジナルドキュメンタリー『BLACKPINK 〜ライトアップ・ザ・スカイ〜』を公開

●2021年
3月12日 ロゼがアルバム『−R−』でソロデビュー
8月4日 デビュー5周年記念プロジェクト「4+1 PROJECT」の一環として、映画『BLACKPINK THE MOVIE』を公開
9月10日 リサがアルバム『LALISA』でソロデビュー
12月 ジスがドラマ『スノードロップ』でドラマ初出演&初主演

●2022年

新曲をひっさげ世界ツアーへ(写真/アフロ)

新曲をひっさげ世界ツアーへ(写真/アフロ)

8月19日 先行公開シングル『Pink Venom』を配信限定でリリース
9月16日 セカンドフルアルバム『BORN PINK』をリリース
 タイトル曲『Shut Down』のMV公開
10月15、16日 ワールドツアー「BORN PINK」の幕開けとなるソウル公演を開催

●2023年
3月31日 ジスがアルバム『ME』でメンバー内最後のソロデビューを果たす
4月15日、22日 アメリカのカリフォルニアで行われた野外音楽フェスティバル「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル」にメインのヘッドライナーとして参加。コーチェラにヘッドライナーとして出演するのは、K-POPアーティスト並びに全世界のガールズグループとして初の快挙
4月、6月 東京ドームと京セラドーム大阪で「BORN PINK WORLD TOUR JAPAN」を開催 ※京セラドーム大阪公演はジスがコロナ感染のため不参加

【プロフィール】
土岐麻子/歌手。1997年デビュー。ユニクロ、資生堂のCM音楽やV6、JUJUへの詞提供でも活躍。音楽ナタリー『土岐麻子 presents 大人の沼〜私たちがハマる K-POP〜』を連載中。

※女性セブン2023年6月29日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

運転席に座る広末涼子容疑者
《事故後初の肉声》広末涼子、「ご心配をおかけしました」騒動を音声配信で謝罪 主婦業に励む近況伝える
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
鶴保庸介氏の失言は和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏にも逆風か
「二階一族を全滅させる戦い」との声も…鶴保庸介氏「運がいいことに能登で地震」発言も攻撃材料になる和歌山選挙区「一族郎党、根こそぎ潰す」戦国時代のような様相に
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏に「自民入りもあり得るか」聞いた
【国民民主・公認取り消しの余波】無所属・山尾志桜里氏 自民党の“後追い公認”めぐる記者の直撃に「アプローチはない。応援に来てほしいくらい」
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
遠野なぎこさん(享年45)、3度の離婚を経て苦悩していた“パートナー探し”…それでも出会った「“ママ”でいられる存在」
NEWSポストセブン
レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《産後“ファッション迷子期”を見事クリア》大谷翔平・真美子さん夫妻のレッドカーペットスタイルを専門家激賞「横顔も後ろ姿も流れるように美しいシルエット」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
NEWSポストセブン