殺害された女子大生・冨永紗菜さん

殺害された女子大生・冨永紗菜さん

「今年に入ってから、月に3~4回のペースで、主に夜に2人で来ていました。男の人は少し背の低いガッシリしたタイプで、愛想はあまりよくなかった。女性は髪を金色に染めて、泊まりに来ていたのか髪を後ろに結び、ブカっとしたシャツに丈の短いショートパンツを穿いていた。注文の仕方はいつも同じで、男のほうがチャーシュー麺の大盛りと、唐揚げ、チャーシュー丼を頼んで、女の子はとろろご飯だけしか頼まなかった。それで、女の子がチャーシュー麺をいつも少しもらっていました。

 女の子は男の後ろについてちょこちょこ歩いているイメージですが、愛想はよくひとなつこいタイプで、ラーメンを食べたあとに『ごちそうさま』とぺこりと挨拶してくれました」

 殺害された富永さんは、近所では“箱入り娘”で知られていた。彼女の母親の知人は言う。

「彼女はどこに行くにも親御さんが送り迎えをされていて、けっこうな箱入り娘でした。小学生の時には家族そろって運動会に来ていました。仲良さそうな家族だったという印象です」

家族ぐるみで親交があったという近隣住民男性もこう言う。

「紗菜ちゃんとうちの子どもはよく遊んでいました。小学校のころから子役を目指して、中学校まで劇団で子役をやってたね。私も東京の劇団に観に行ったことは覚えています。とてもかわいらしい子で、そっちの舞台の道に進みたいとは思ってたんでしょうけどね。競争も激しいでしょうから……。ご両親とはつい最近あったけど、娘さんのトラブルのことは話していませんでした」

 2人の間にいったい何があったのか。捜査の進展が待たれる。

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